日産「高級セダン」がSUVに!? 「シーマSUV」実車が話題に! 「欲しい」「クラウンSUVの対抗!?」 斬新アイディア凄かった京都校の1台とは

東京オートサロン2024・大阪オートメッセ2024に向けて日産京都自動車大学校の学生は新たなカスタムカーを製作しています。そんな中で過去にはどのようなカスタムカーがあったのでしょうか。

日産自動車大学校に注目! 過去にはどんなカスタムカーがあった?

毎年1月には「東京オートサロン」、2月には「大阪オートメッセ」とカスタムカー&チューニングカーのイベントが開催されます。
 
 近年は自動車メーカーの新車発表などもあり注目度は高まっていますが、大阪オートメッセ2022では自動車メーカーに関連するブースで「シーマSUV」がお披露目されました。どのようなモデルだったのでしょうか。

日産京都自動車大学校の学生が制作した「シーマSUV」(画像:日産京都自動車大学校)
日産京都自動車大学校の学生が制作した「シーマSUV」(画像:日産京都自動車大学校)

 様々メーカーやカスタムショップ、自動車専門学校など幅広い出展がある大阪オートメッセは、西日本最大のカスタムカーイベントとしても有名です。

 2022年開催時に大きな注目を集めたのが、日産京都自動車大学校の学生が手掛けたシーマSUV。

 日産は、メカニックなどを育成する自動車整備専門学校を全国に栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校として展開しています。

 日産直系のメリットを活かした自動車整備の基礎から最先端の技術など最先端の授業が受けられるといいます。

 中でも京都校では2007年にカスタマイズ科が発足し、東京オートサロンや大阪オートメッセに学生達が制作したカスタムカーを出展してきました。

 過去には、レストアした「サニー」に「シルビア」のエンジンを載せたモデルや、「ラシーン」のフェイスを「ハコスカ」に仕立てたモデルなど、様々なカスタムカーを製作しています。

 そうした中で、大阪オートメッセ2022でお披露目したシーマSUVは、来場者をはじめSNSでも大きな話題となりました。

 見た目は、前から見ると「5代目シーマ」のフロントフェイスですが、全体的にはSUVボディとなっています。

 このシーマSUVのベースは「2代目ムラーノ」となり、マットホワイトの採用やDピラーに「VIP」エンブレムを装着するなど、ラグジュアリー感あふれるSUVに仕上がっています。

 足元には、ミシュラン「PILOTS PORT4 SUV(265/45R21)」とワーク「グノーシスCVX(21インチ)」を装着。サスペンションには「ラルグス SPEC S」を組み合わせました。

 京都校の担当者はムラーノSUVについて、次のように振り返っています。

「このクルマは『ターゲットカスタマーありき』の製作をテーマにしました。

『誰のためのクルマなのか』を明確化することにより、みんなの思いが1になるクルマが製作できました。

 しかし、選択した車両が高価でベースとなるムラーノが51万円で、改造するパーツにお金をかけられない事態が発生しましたが、学生の想いが世の中にヒットしたと思います」

※ ※ ※

 日産がかつて販売していたフラッグシップセダンのシーマを今流行りのSUVスタイルに仕立てたシーマSUV。

 SNSでは「シーマのSUVもあり!」、「クラウンのSUVもあるのだから、シーマもSUVにすればいいのに」というような声が見受けられました。

 またこの翌年となる東京オートサロン2023・大阪オートメッセ2023ではシーマをベースにした第2弾モデルとして「フェアレディZ」フェイスの「フェアレディSUV」もお披露目され、大きな話題となりました。

 そして、京都校では、2024年に向けても新たなカスタムカーを製作しており、ウワサが絶えない「新型エルグランド」の提案となるエクストレイル顔の「エルグランドグラシア」や「キューブ」ベースのレトロモデルなどを展示する予定です。

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