「謎の新型ETC」が新しい有料道路に登場! “一旦停止がゼッタイ”な理由とは? 「使えるカード1種類だけ!?」早速反響も
そもそも「ETC多目的利用サービス」とは?
今回ETC多目的利用サービスの方針にのっとって運用が開始されたETCGOですが、そもそも「ETC多目的利用サービス」とはどういうものなのでしょうか。
現在有料道路に設置してあるETCは、有料道路の料金所ゲートに設置されたアンテナと、クルマに搭載した車載器との間で無線通信を行うことにより、通行料金を支払うことができるシステムです。
時間帯割引が自動適用されるなど、現金で支払うよりも便利でお得なことから広く普及しており、ETC利用率は90%を超えています。
しかし一方で、地方の有料道路などでもETCシステム導入について要望はあるものの、導入費用やランニングコストが高価といった課題があるため普及が進んでいません。
そんななか、国土交通省の指導のもと、駐車場などの高速道路以外の施設で試行運用が進められているのが、ETC多目的利用サービスです。
これは2013年6月14日に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」で示された「駐車場等、高速道路以外の施設でもETC等のITS技術が利用可能となる環境を整備し、利便性の向上を図る」ものであり、ETC技術の活用について検討が進められています。
2017年7月には、民間の駐車場などで試行運用が始まり、今後は高速道路以外での利用として、前述のような有料道路や駐車場のほか、ドライブスルー、ガソリンスタンドなど、キャッシュレス決済による利便性向上が期待されるサービスへと展開される計画です。
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前出のアマノの担当者は今後の運用について、「まずは有料道路での初めての導入となりましたが、今後は駐車場での導入も積極的に進めてまいります」と説明しています。
今後様々な場所で導入され、また、利用者も増えていくことが考えられます。引き続き動きが注視されます。
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