「高速道路」は全国「4つ」しかない!? 実は「高速」に種類が存在! それぞれの違いはなに?
クルマで遠出をする際に利用する人も多い「高速道路」ですが、実はいくつかの種類があります。一体どういった違いがあるのでしょうか。
「高速道路」には1種類だけではない!
年末年始などの長期休み期間に家族や友人とクルマで遠出する際、高速道路を使う人も多いでしょう。
そんな長距離移動をする時に便利な高速道路ですが、実はいくつかの種類があります。今回は、知られざる高速道路の種類やそれぞれの違いについて紹介します。
普段私たちが高速道路と呼んでいる道路は、「高規格幹線道路」と呼ばれる、クルマが高速で走ることのできる構造でつくられた自動車専用道路を指します。
高規格幹線道路は、1987年(昭和62年)6月の道路審議会の答申に基づき、建設省(現・国土交通省)で計画決定され、全国の都市・農村地区からおおむね1時間程度で利用できるように約1万4000kmの道路網で形成されています。
そんな高規格幹線道路は、「高速自動車国道」と「一般国道自動車専用道路」の2種類に分けられます。
まず高速自動車国道は、全国的な自動車交通網の主要部分を構成し、かつ、政治・経済・文化上特に重要な地域を連絡する道路を指します。
例えば、日本の代表道路といえる東名高速道路は、東京都世田谷区から神奈川県・静岡県を経由して愛知県小牧市までをつなぎ、総延長は約347kmにも及びます。
日本の広範囲の重要都市をつなぐ高速自動車国道は、東名高速道路のほか東北自動車道、北陸自動車道、中国自動車道などが挙げられ、高規格幹線道路のうち約1万1520kmを担っています。
一方で、一般国道自動車専用道路は、高速自動車国道の予定路線を除く自動車専用道路で、約2480kmを担っています。
なお、国土交通省によると「自動車専用道路は道路の種類ではなく、道路の機能上の区分」と説明されています。
代表する自動車専用道路を挙げると、例えば首都圏をつなぐ圏央道(首都圏中央連絡自動車道圏央道)は、都心から約40kmから60kmを環状に連絡する全長約300kmの自動車専用道路です。
東名高速、中央道、関越道、東北道、常磐道、東関東道などの放射状に延びる高速道路や、都心郊外の主要都市を連絡し、東京湾アクアライン、東京外かく環状道路などと一体となって首都圏の広域的な幹線道路網を形成している道路として役割を担っています。
このほか、東海環状自動車道や中部縦貫自動車道、北近畿豊岡自動車道などが挙げられます。
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