1300馬力超えのトヨタ「爆速トラック」現る! 時速386kmの最速仕様が凄すぎる!? どんなクルマ?

SEMA(Specialty Equipment Market Association、米国自動車用品工業会)が1967年より主催している世界最大級のアフターマーケットパーツの見本市「SEMAショー」。アメリカ・ラスベガスで毎年11月に開催されています。そのなかには見るからに速そうなトヨタ「ハイラックス」もいました。

SEMAショーで発見!スピードアタック仕様の1991年型ハイラックス

 2023年10月31日から11月3日まで開かれた今回の「SEMAショー」ではアメリカ車だけでなく、昨今の日本車人気の影響で日本製のネオクラシックカーや旧車も多く展示されています。
 
 そのなかには見るからに速そうなトヨタ「ハイラックス」もいました。

極太マフラー装着! 最速仕様のトヨタ「ハイラックス」とは
極太マフラー装着! 最速仕様のトヨタ「ハイラックス」とは

 SEMA(Specialty Equipment Market Association、米国自動車用品工業会)が1967年より主催している世界最大級のアフターマーケットパーツの見本市「SEMAショー」。アメリカ・ラスベガスで毎年11月に開催されています。

 クルマのカスタムやエンジンのチューニングだけでなく、さまざまな「アフターマーケット」の会社・ブランドがこのショーに集まります。

 展示されるクルマは、純粋なレストアからレストアついでにカスタムも施す「レストモッド」。

 さらにはその上をいく大胆なエンジンスワップなど、そのカスタムジャンルは多種多様です。

 また、特にここ数年ではいわゆる「25年ルール」でアメリカでの登録が解禁された日本製スポーツカーや、それよりも古い世代の旧車の出展が多く見受けられるようになっています。

 このように、日本発祥の自動車文化はアメリカをはじめとする多くの国で大きな注目を浴びているのです。

 今年のSEMAショーも例年通り、さまざまなカスタムを施した日本車が数多く展示されました。

 中でも、エンジンオイルや添加剤を手がける「アムズオイル」はスピードアタック仕様のトヨタ「ハイラックス」を今回のSEMAショーに出展しました。

 このビルドを手がけたのは数々のタイムレコードを保持する「チャックルズ・ガレージ」で、ベース車両は1991年型ハイラックスです。

 マシン自体は速度記録への挑戦で有名な塩湖「ボンネビル・ソルトフラッツ」で記録を樹立するために製作されました。

 速度記録へ挑戦する「ボンネビル・スピードウィーク2023」は8月5日から11日まで開催されたものの、ドライバーのスコット・バーズオール氏はあいにくの雨のために参戦を延期したと語ります。

 エンジンにはトヨタ「スープラ」などに搭載される2JZ-GTE型3リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載していますが、さらなるパワーアップを目指してキャリロ製鍛造ピストン、ブライアン・クロワー製クランクシャフト、そして特注品のロッドやカム、スプリングなどを組み合わせています。

 最高出力はギャレット製G45-1500ターボチャージャーと組み合わせることで1300hpにまで達する仕様です。

 トランスミッションには6速シーケンシャルトランスミッションを搭載し、目指す速度記録は時速240マイル(時速386.2キロメートル)とのこと。

 エクステリアは米国トヨタが開発したマシンでお馴染みとなる「赤・橙・黄」の3色デザインが施されています。

 また、ホイールにはボンネビルのトライアル用に開発され、高い人気を誇るムーンアイズ製のムーンディスクを使用しています。

 このビルドはアムズオイルの全面協力で実現しており、エンジンオイル、ブレーキフルード、ギアオイルなどのケミカル類はすべてアムズオイル製とのこと。

 アメリカではアフターマーケット会社がモータースポーツに参戦するショップやチームのスポンサーとなり、その年のSEMAショーにて自社ブースでマシンを展示することは当たり前となっています。

 ここまで派手な改造が施されていますが、シャシ自体は9割が純正状態とバーズオール氏は言います。

 素の状態ですでに剛性は高く、追加のケージを少し装着するだけで求めていた性能が実現したとのことです。

 一方、時速200マイル以上の速度域で安定させるためにはバラストが必要となり、車両重量は約5000ポンド(2267キログラム)になるとのこと。

 ボンネビルでの小型トラックが保持する最高速度記録は時速222マイル(時速357キロメートル)となることから、それを上回る時速240マイル(時速386.2キロメートル)を目標に設定したとも語りました。

 惜しくも2023年の速度記録には挑戦ならずとなりましたが、バーズオール氏はまた次回挑戦するとしています。

 また、速度記録だけでなく、飛行場で開催される小規模なイベントなどでもこのハイラックスを走らせたいとも言います。

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