「日本イチの軽」にまだ伸びしろアリ!? ホンダ新型「軽ワゴン」に「SUV」追加? 期待される「N-BOXクロス」の実現性とは

ホンダは「様子見」か!? かつてプロトタイプを発表し市販化した「実績」も

 実はホンダは、軽のSUV風カスタムが流行するより前の2014年の「東京オートサロン」において、「N-BOX+エレメントコンセプト」というN-BOXのSUV風カスタムカーを出展しています。

 ホンダが2003年から2005年に国内で販売していた個性的なSUV「エレメント」をオマージュし、N-BOXにタフなデザインをとりいれたモデルでした。

「東京オートサロン2014」のコンセプトカー出展後、2016年にホンダアクセスが実際に市販化を実現させたSUV風カスタムの純正アクセサリー「エレメントスタイルパッケージ」
「東京オートサロン2014」のコンセプトカー出展後、2016年にホンダアクセスが実際に市販化を実現させたSUV風カスタムの純正アクセサリー「エレメントスタイルパッケージ」

 そんなN-BOX+エレメントコンセプトは、前後のバンパーやフェンダー、サイドシル、ボディパネルなど、部分的に無塗装の樹脂パーツを装着し、内装もアウトドア志向の仕様とするなど、細部まで凝った造りの本格的なものでした。

 単にコンセプトカーだけでは終わらず、その後2016年には、ホンダ車の純正アクセサリーを製造・販売するホンダアクセスから「エレメントスタイルパッケージ」として、実際に1年ほどでしたが販売も実現しています。

 軽スーパーハイトワゴンの王者であるホンダとしては、「つくろうと思えばいつでもできる」くらいに考え、軽のSUV風カスタムの流行の動向を様子見しているとのではないでしょうか。

※ ※ ※

 ホンダアクセスでは、新型N-BOX用にエクステリアのオシャレなデコレーションパーツや、ホワイトのアルミホイール、シートカバーなど様々なカスタムパーツを設定しています。

 本格的なSUV風のカスタムパーツをすぐに用意することもできるでしょう。

 ひょっとすると、2024年1月に開催される「東京オートサロン2024」で、その姿を見ることができるのかもしれません。

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Writer: くるまのニュースライター 河馬 兎

お金と法律に関する複数の資格をもつWEBライター。好きな言葉は「お風呂」と「ハイボール」

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