マジで斬新なデザイン&ナビ機能の「新型SUV」現る! 200万円台で買える可能性も? コナってどんなクルマ?
いざ富士山周辺で試乗! ヒョンデのコナはどんな感じ?
今回は「64.8kWh/150kW」を静岡県御殿場周辺から富士山周辺を試乗します。
まず走り出すと作り込まれたモーター音が車内に聞こえてくるため、すぐにでもBEVに乗っているという感覚を覚えます。
なお走行モードとして「エコ」「ノーマル」「スポーツ」「スノー」が用意されていますが、
まずはエコから試しますが、ゼロ加速や中速域加速などはBEVならではの滑らかさな走りです。
次にノーマルに変えますが、エコと大きな変化は感じられません。
そしてスポーツに変えると、途端に滑らかな加速が鋭いものに変化し、思わず身体が仰け反るほどでした。
この走行モードについて開発担当者は「新型コナの走行モードは日本独自のセッティングを行っています。
変化するのはアクセルレスポンスだけですが、エコやノーマルでは海外よりも柔らかく、逆にスポーツは海外よりも鋭くしており、メリハリを付けています」と話しています。
また新型コナには「スマート回生システム」や「i-PEDAL」という機能を搭載しています。
「スマート回生システム」は、前方の交通状況に応じて回生ブレーキの量を自動的に調整するもので、最近では国産メーカーでも見られる機能です。
ただ国産メーカーのモノに慣れていると、コーナー時などの加減速がやや煩雑な印象を受けます。
もうひとつの「i-PEDAL」は、国産メーカーにもあるアクセルペダルだけで加速・減速・停止まで出来る機能です。
i-PEDALを上手く使うとブレーキ操作がほぼ要らなくなるために疲労軽減に繋がるというメリットが挙げられます。
しかし、新型コナのi-PEDALではアクセルペダルを離した途端に急ブレーキのような減速感があるため、同乗者からすれば「何事!?」と驚かれるかもしれません。
また乗り心地に関しては、基本的にBEVらしくエンジン車のような音や振動がないことから嫌な印象はほぼないですが、荒れた路面などで複数の段差を同時に超えた際にはボディ全体を通して不快な入力を感じました。
一方で先進機能や予防安全という部分では国産メーカーよりも優れている部分はいくつもあります。
例えば、ヒョンデのいくつかのモデルに採用されているものではありますが、ウインカー操作に連動してメーターパネル内の表示が瞬時にカメラ映像に切り替わるため、目視では分かりづらい死角を確認することが可能です。
また国産メーカーやその他の海外メーカーでは斜め後方の車両を検知してドアミラー部分を点灯させる機能が備わっています。
ヒョンデではメーターパネルとヘッドアップディスプレイに車両がいる側を赤く光らせることで警告するため目線移動が無い状態で知ることが可能です。
そして最も特徴的なのが「ARナビゲーション」という機能です。
これは車載の前方ドライブレコーダーカメラの映像にナビゲーションアイコンを載せて表示しているもので、直線では残る何mで曲がるかを、曲がる場所に近づいたらその方向に流れる矢印が表示され、いざ曲がる際には画面いっぱい矢印が現れます。
新型コナでは従来のマップ表示と切り替えてARナビゲーションを使うことが可能で、最初は「慣れているマップ表示のほうが良いかな」と思いましたが、次第に「ARナビのほうがいいじゃん」と虜になりました。
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このような特徴を持つ新型コナですが、昨今多種多様なBEVが登場するなかでも特徴的な個性を持つ1台でした。
また価格はエントリーグレードの399万3000円から最上級グレードの489万5000円です。
ここに国のCEV補助金対象車として65万円が設定されています。
さらに東京都在住の場合には国に加えて45万円も設定されており合計110万円の補助金が申請すればもらえることから、エントリーグレードであれば200万円台で購入することが可能です。
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