トヨタ新型「クラウンセダン」発売へ 超豪華なリアシートがスゴい! 「巨大ヘッドレスト」も採用? 居住性追求した後席の特徴は
トヨタは2023年11月2日、新型「クラウンセダン」を発表しました。シリーズ中ではもっともフォーマルなモデルとして位置付けられていますが、内装はどのような仕上がりなのでしょうか。
新型「クラウンセダン」 見どころは後席
トヨタは2023年11月2日、新型「クラウンセダン」を発表しました。13日の発売を予定しています。
新型クラウンでは4つのタイプが展開されますが、シリーズ中もっともフォーマルなモデルとして位置付けられています。内装はどのような特徴があるのでしょうか。
クラウンは1955年に登場以来、常にラインナップされ続けるロングセラーモデルであり、トヨタのラインナップ中でも高級モデルに位置するとともに、日本を代表する乗用車のひとつとして名を連ねています。
現行型は16代目で2022年7月に世界初公開されました。
これまでの「セダン」に加えて、「クロスオーバー」「エステート」(なお11代目ではステーションワゴンモデルとしてクラウンエステートが存在)「スポーツ」という計4つのタイプが用意されるほか、歴代クラウンで初めてグローバルモデルとして展開されます。
このうち、クラウンセダンはSUVスタイルを融合させたほかのタイプとは大きく異なり、歴代クラウン同様に4ドアセダンボディとなっているほか、駆動方式は唯一のFR(後輪駆動)を採用しています。
コンセプトは「新たなフォーマル表現でショーファーニーズにも応える正統派セダン」。主にVIPや重役などの送迎を見据えた、従来のクラウンに求められてきたニーズに対応しています。
ボディサイズは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mm、ホイールベースは3000mmと、16代目クラウンでは最大で、歴代クラウンとしても大きなボディを持ちます。
パワートレインは2.5リッターガソリンエンジン+2モーターのマルチステージハイブリッド(HEV)もしくは、クラウン初となるモーターのみの燃料電池自動車(FCEV)の2種類を用意。
エクステリアは「ハンマーヘッド」モチーフデザインのフロントフェイスや真一文字のテールと「CROWN」のロゴなどは16代目の4タイプともに共通するものを採用しています。
一方で、威厳のあるイメージを与える縦バーのグリルや、大きなウインドウを持つリアドア、エレガントなマルチスポークのホイールなどが特徴的です。
インテリアは、4タイプ中もっとも落ち着きのある仕上がりとなっており、カラーはフォーマルなブラックとシックなミッドブラウンを用意。レッドやカッパーなどの鮮烈な色や2トーンなどは用意されないようです。
コンソールやインパネ、ドアトリムなどにはつや消しの木目パネルを採用。加えて、インパネ左右やセンターコンソールの奥には64色のアンビエントライトを装備するなど、全体的に大人びたシックなデザインとなりました。
特に、後席の快適性は重視されている点が注目され、ゆとりある空間に仕上げられています。
シートはプレミアムナッパ本革素材が用いられ、左右席でシートヒーターに加えてシートベンチレーションを装備しています。
シートは40:20:40でリクライニング機能も持つことに加え、背もたれから座面にかけて空気袋が内蔵され、身体を押圧することでリフレッシュさせる機能を備えています。
また、オーディオやエアコン、シートなどを調整できるオペレーションパネル付き大型センターアームレストや大型ヘッドレストピロー(枕・販売店オプション)を新たに採用しました。
さらに、これまで多くのショーファーモデルに採用されてきた前席シートバックのアシストグリップや可倒式ヘッドレスト、助手席肩口のパワーシートスイッチ、後席用フットレストも標準装備し、後席に座るVIPへ最大限のもてなしを実現しています。
新型クラウンセダンの価格(消費税込)はHEVが730万円、FCEVが830万円です。
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