遠方でクルマが故障… どうすればいい? レッカー費用は高額? ドライブシーズン前に確認したいポイントとは
遠方でクルマが故障した場合は、どうすればいいのでしょうか。
せっかくの旅行が… 遠方で故障したらどうする?
クルマにトラブルが発生した時、自動車保険に付帯されているロードサービスが役に立ちますが、レッカーで搬送できる距離には上限が定められていることがあります。
もし遠方へ出かけた際にレッカー搬送が必要になったら、どうすればいいのでしょうか。
秋になり、各地で紅葉も見頃を迎えるなか、普段よりも少し遠くへ出かけようと計画している人もいるかもしれません。
しかし、突然クルマにトラブルが起こることもあるため、その対処についても一度考えておいたほうが安心です。
自動車保険の任意保険に加入していれば、ロードサービスが自動付帯されていることも多いため、クルマにトラブルが発生した時には加入中の保険を確認してみるといいでしょう。
対応してもらえるトラブルには、ガス欠やバッテリー上がり、パンクなどが挙げられます。
例えば三井住友海上では、自動車保険契約にはロードサービス費用特約が自動付帯され、ロードサービスである「おクルマQQ隊」が提供されるといいます。
このサービスでは、バッテリー上がりの際のジャンピング作業のほか、ガス欠時に10リットルまでのガソリン補給、キー閉じ込み時のドアの開錠やパンクした場合のスペアタイヤへの交換作業などに無料で対応してもらうことが可能です。
これ以外にも、現場で30分以内に完了するような応急修理や軽作業などは無料で対応してもらえます。
さらに、クルマが動かせなくなってしまった際のレッカー搬送にも対応しており、レッカー業者の手配と搬送のほか、希望すれば修理工場の紹介も保険会社が行なってくれるため、土地勘のない場所で動けなくなっても安心です。
レッカー搬送費用が30万円までの距離は無料対応となり、例えば三井住友海上の提携業者に依頼した場合は500km程度だといいますが、自分でレッカー業者を指定した場合はその業者の料金に応じて無料となる距離も変動します。
では、もし500kmを超えるような遠方で、事故や故障によりレッカー搬送が必要となった場合はどうすればいいでしょうか。
レッカー搬送先はディーラーや修理工場など、自分で指定することができる一方で、特にこだわりがない場合は保険会社から紹介してもらうこともできます。
指定の入庫先がないのであれば、無料で搬送してもらえる500kmの範囲内で、自宅に近い修理工場への搬送をリクエストしてみるといいかもしれません。
三井住友海上では修理完了後にクルマを自宅まで搬送してもらうための費用や、自分で修理工場まで引き取りに行くための交通費などが15万円を限度に補償されるため、トータルの搬送距離が長くなっても別々の費用として補償してもらえることになります。
なお、注意したいのが無料となる搬送距離が保険会社ごとに大きく異なる点です。
無料搬送距離は保険会社によって数十kmから数百kmと大きく幅があります。
ソニー損保では、保険会社が指定する修理工場までの搬送は距離制限なく無料ですが、自分で入庫先を指定する場合の無料搬送は100kmまでとなります。
しかし、修理完了後は自宅まで距離制限なく無料搬送してもらうことができるため、走行不能となった場所の最寄りの修理工場に入庫し、修理完了後に自宅まで搬送してもらうといいでしょう。
いつも面倒を見てもらっている修理工場が良いという場合や、どうしても自宅近くの修理工場に搬送してほしいなどで、無料搬送可能距離をオーバーする場合は超えた部分が自己負担となるだけなので、修理工場を選びたい場合は検討しても良いでしょう。
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なお、保険会社に事前連絡なく自分で業者を手配した場合は無料搬送の対象とならない場合もあるため、レッカー搬送を希望する場合はひとまず保険会社へ相談するといいでしょう。
また、インターネット検索で出てくる業者の中には、ロードサービス料金を不当に高額請求する悪質な業者も含まれていることがありますが、保険会社に手配してもらうことでこういった業者を避けられる点もメリットです。
一般的に、ロードサービスを利用しても翌年の等級や保険料にも影響しないため、まずは保険会社に連絡してみるのがおすすめです。
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