タクシーはなぜフェンダー? ドアミラーにはないメリット、デメリットとは
完全新車もフェンダー採用、メーカーはどう考えている?
その新型タクシー用車両について、トヨタに話を聞きました。
――引き続きフェンダーミラーを標準にしているのはなぜでしょうか?
ドアミラーの場合、助手席にお客様が乗った際に、サイドミラーを確認するドライバーの視線がさえぎられる可能性があります。また、ドアミラー車の助手席に乗ったお客様のなかには、ドライバーがミラーを確認する際の首振りが「自分のことを見ているのでは」と気にする方もいらっしゃるようです。こうした理由や、安全性およびドライバーの視線移動が少なくて済むという理由から、新型でもフェンダーミラーを標準にしています。
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トヨタの新型タクシー用車両は、「クラウンセダン」や「コンフォート」といった従来のセダン型ではなく、スライド式リアドアが採用され車室の天井も高い、ミニバンに近い形になっています。
他方、日産はワゴンタイプのタクシー用車両「NV200タクシー」を2015年から販売していますが、こちらはドアミラーを採用しています。その理由は、「ベースとなる『NV200バネット』がドアミラーであり、それを踏襲している」からだといいます。
フェンダーミラーは、トヨタの新型タクシー用車両に今後も受け継がれていく一方で、日産の「NV200タクシー」や一般車両のタクシー仕様車など、ドアミラーのタクシーも今後ますます増えていくのかもしれません。
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提供:乗りものニュース