通信する工具!? ジャパンモビリティショーに老舗工具メーカーKTCが出展!
ジャパンモビリティショーにて、京都機械工具(KTC)がブースを展開し、新製品のトルクレンチやラチェットハンドルなどを展示しています。
老舗のKTC 新時代の「通信する工具」展示
総合ハンドツールメーカーの京都機械工具(KTC)は、東京ビッグサイトで2023年10月26日から11月5日(一般公開は10月28日から)に開催されている「ジャパンモビリティショー2023」において、「ずっと変わらないもの、そして″シンカ″し続けるもの。」をテーマにブースを展開しています。
展示ではツールの「シンカ」の物語を、「Origin(発祥)『志』」「Deep cultivation(拡張)『KTCの強み』」「Expansion(深耕)『業界への浸透』」「Explore(探求)『KTCビジョン2030』」という4つのエピソードで紹介。同社の「これまで」と「これから」を見て、触って、感じられるブースとなっています。
現場作業の正確さの担保、作業性向上に
そのなかでも目をひいたのは、トルクレンチの「デジラチェ」と「メモルク」。両製品はトルク値などを表示するモニター付きで、直感的かつ正確なトルク管理ができるよう、締め付け時に設定トルク前後になると3カ所に配置されたLEDの発色によってトルク値が把握できるほか、振動機能や音声で設定トルクを知らせるというものです。
「メモルク」は「デジラチェ」とほぼ同じ形状で、Bluetoothによる通信機能を付加しており、締め付けたトルク値をパソコンやタブレットのソフトに記録していくことができます。KTCのブース担当者は開発に至った経緯について、「インフラの点検や、製造、整備工場などは従来、締め付けたトルク値のデータを、作業記録簿などに手書きで転記しており、時間がかかっていました」と説明。同社の「デジラチェ」や「メモルク」を実際に使用している企業からは「『整備作業時間の短縮が図れた』との声をいただいています」と、うれしそうに話していました。
ラチェットハンドルの軽量新製品も登場
また、同社のハンドツール製品「ネプロス」からは、新製品の「ネプロス neXT 9.5sq.ラチェットハンドル」が展示されており、体験も可能です。
従来の「ネプロス」の強度はそのままに、軽量化を実現しており、「一日に多くの締め付け作業を行うプロのメカニックや、女性、ハンディキャップを持っている人たちにお勧めしたい製品です」と担当者は強調していました。
京都機械工具のブースは西展示棟4階西3ホールにあります。
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