違反じゃないの?「バイクのすり抜け行為」にヒヤッとする人も! SNSでは賛否も取り締まることは可能なのか
他の違反に抵触する場合も! どんな違反?
加えて、信号待ちをしている先頭車両の前に割り込んだバイクが停止線を超えると、信号無視の違反と判断されるケースもあります。
そのほかバイクが信号待ちのクルマの左側を追い抜く際に、路側帯を通行すると道路交通法第17条の「通行区分違反」に当たります。
路側帯は歩道のない道路に設けられた歩行者用の通行スペースであり、基本的にはバイクやクルマが通行してはいけません。
そしてバイクのすり抜けは交通違反で検挙されるだけでなく、交通事故につながる恐れもあります。

過去には、すり抜けをしたバイクが左折車に巻き込まれる、バイクがクルマのミラーと接触して転倒するなどの事故が多く発生しています。
バイクを運転する際には、すり抜けの危険性をしっかりと認識することが重要です。
※ ※ ※
バイクのすり抜け自体を取り締まる法律はないものの、すり抜け方法によっては様々な交通違反に該当するほか、交通事故を起こす危険性があります。
たとえ急いでいても、バイクで無理なすり抜け行為をしないように注意しましょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。
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