黄色いトヨタ「ランクル300」話題に! 都内近辺で目撃相次ぐ!?200系から変わってどう? 首都高に聞いてみた!
日本が誇る四輪駆動車・トヨタ「ランドクルーザー」。そのフラッグシップであり、多くの四駆乗りの垂涎の的となっているのが300系です。昨今、SNSや動画サイトなどで話題になっているランクル300系パトロールカーには、どのような特徴があるのでしょうか。
首都高で黄色いランクル300出現! どんなクルマ?
2021年から発売されているトヨタ「ランドクルーザー300」。2023年に入ってから首都高で300系に関する目撃情報が相次いでいます。
そんな首都高ではこれまで先代の200系が使われていましたが、200系と300系では首都高スタッフ達の印象はどう変わったのでしょうか。
SNSでは「首都高上で300系パトカーを見た!」「事故現場に急行しているのが200系ではなく300系だった」といった目撃証言が、2023年年頭から急激に増え始めました。
首都圏を結ぶ首都高速を管理しているのは首都高速道路株式会社ですが、道路上のパトロールや事故処理などは関連会社である「首都高パトロール株式会社」が行っています。
そして同社は2023年11月15日に、ランドクルーザー300系のパトロールカー(以下300系を全国の道路会社に先駆けて導入することを発表。
新型車であることだけではなく、従来の200系ベース車と比べると、細かい点で改良が施されています。
例えば、前面赤色LED警告灯を従来の2灯から千鳥点灯型4灯に変更したのをはじめ、リアハッチ開口中でも後方ドライブレコーダーが撮影できるようになっているといいます。
ただ、ここで少し不思議なのがなぜパトロールカーに大型の四輪駆動車を使うのでしょうか。
警察高速隊の車両を考えれば、セダンやスポーツカーのほうが使い勝手が良さそうです。ですが、そこには首都高という道路を管理するために様々な理由があったのです。
首都高においては、事故は大規模な渋滞に繋がるため、故障車をスピーディかつ安全にパトロールカーで移動する必要があります。
そのため、サブトラスファーを持ち、強力な牽引力を持つ大型の四輪駆動車が必要になるわけです。
社内の規定によると300系パトロールカーは、積み荷なしの4tトラックを牽引できる(スペック上は総重量44tトラックまで可能)といいます。
しかも登り坂もOK。もちろん、時折関東地方を襲う大雪の時でも、難なく出動することができるのも美点です。
さらに重要な役割が、300系にはありました。
それは「バリケード」としての働きです。事故が発生した場合、道路上では警察官や救急隊員、レッカー業者など多くの人が作業を行うことになります。
その際に、300系は事故現場の最後尾に駐車されます。
そして二次事故から、道路上で事故処理を行っている人たちを守る「盾」となっているのです。
こうした役割ができるのも、堅牢さで定評のあるランドクルーザーゆえと言えるでしょう。
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