800万円超え!? トヨタ新型「ランドクルーザー70」11月に発売へ! V8+MTも用意の豪仕様まもなく登場
2023年10月13日、トヨタのオーストラリア法人は、8月2日に世界初公開された新型「ランドクルーザー70」の価格や具体的な発売時期などを発表しました。これによると最上級モデルは800万円を超えるようです。
800万円超えも!? 新型「ランクル70」が11月に登場
2023年10月13日、トヨタのオーストラリア法人は、8月2日に世界初公開された新型「ランドクルーザー70」のオーストラリア仕様の価格や具体的な発売時期などを発表しました。
ランドクルーザーシリーズは、今から70年以上前の1951年に、警察予備隊(現・自衛隊)向けに計画された四輪駆動車を起源とする持つ本格SUVです。
ランドクルーザーシリーズのなかでも、1984年に登場した6代目モデルである70系(通称:ランドクルーザー70)は、日本では2004年に販売が終了していましたが、オーストラリアなど国外では継続して販売。2007年にはフロントフェイスを変更するなどした現行モデルが誕生しています。
そして、この現行モデルは、日本でも2014年に30周年を記念し、4ドアバン(76系)に加え国内モデルでは初のピックアップモデル(79系)もあわせて、およそ1年限定で再販されました。
そして2023年8月2日には、9年ぶりとなるランドクルーザー70の再再販が発表され、新型モデルへと進化するほか、今回は限定モデルではなく、継続販売モデルとして今冬にも登場する予定です。
そんな中、これまでも継続してランドクルーザー70が販売されていたオーストラリアで、新型ランドクルーザー70の発売時期や価格など詳細が発表されました。
ちなみにオーストラリア仕様は、元々同市場で販売されていただけに、選択肢も豊富です。
ボディタイプは、日本でも登場するワゴン以外に、シングルキャブ、ダブルキャブ、乗車定員の多い後席対面座席のトゥループキャリアも用意され、計4タイプ。
エクステリアは、日本と同様、これまで通り今の時代には珍しい四角くシンプルなデザインを継承しつつ、フロントフェイスを一新、オートハイビーム機能を備えた大きな丸めのヘッドライトが特徴的な愛らしくもタフ感を感じさせる顔つきとなっているほか、簡易的なドアミラーのタイプも用意されるようです。
また、ボディカラーには、新色エクリプス ブラックが追加されます。
インテリアは、メーターデザインの変更や、音声認識を備えた大型の6.7インチタッチスクリーンもしくは、4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイの追加などが行われ、実用性を向上させています。
また、予防安全機能、音声認識用のボタンがついた新たなステアリングホイールの装備やセンターコンソールの再設計が行われ、収納ボックスの追加など快適性が向上しています。
パワートレインは、日本でも用意される最高出力203馬力・最大トルク500Nmを発揮する2.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン+6速ATの組み合わせと、日本には存在しない最高出力205馬力・最大トルク430Nmを発揮する4.5リッターV型8気筒ディーゼルエンジン+5速MTの組み合わせの2種類を用意。
2.8リッターエンジンでは、冷却ファンの直径を大きくし、絶縁クランクプーリーを追加し、エンジンのサーペンタインベルトの負荷を軽減するほか、新設計のオイルパン、ストレーナー、オイルレベルセンサーを採用し、オフキャンバーや丘陵地帯でのオイル供給を向上させるとともに、オイルフィルターの向きを新型車両に合わせて調整。バランスシャフトの導入により、騒音や振動を低減しています。
組み合わされる6速ATもエンジンと同様、オイルパンの進化、オイルストレーナ吸入位置の最適化、オイルキャッチタンクの新設など改良が行われています。
また、トランスミッションガードが追加され、オイルパンのアンダーボディを保護。ブリーザーホースは渡河性能を高めるために地上高900mmに上げられています。
先進安全装備は、自律緊急ブレーキや、ダウンヒルアシストコントロール、車線逸脱警報などを追加しています。
グレードはボディタイプごとに、ベースのワークメイト、上級のGXLを用意。シングルキャブモデルにのみミドルグレードのGXを用意します。
価格は、ベースとなるワゴンの2.8リッターエンジン搭載モデルのワークメイトグレードが7万5600豪ドル(約715万円)から、最上級仕様となるダブルキャブの4.5リッターエンジン搭載モデルのGXLグレードが8万7600豪ドル(約829万円)となります。
正式な発売は、2023年11月の見込みです。
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