「スタッドレスタイヤ」使用限度がある? 確認すべきポイントとは?「車の冬支度」についてJAFが呼びかけ
JAF(日本自動車連盟)は2023年10月11日、スタッドレスタイヤの使用限度に関する内容を公式SNSアカウントに投稿しました。どういった内容なのでしょうか。
まもなくクルマの「冬支度」 スタッドレスタイヤの状態が重要
JAF(日本自動車連盟)は2023年10月11日、スタッドレスタイヤの使用限度に関する内容を公式SNSアカウントに投稿しました。
冬に向けてスタッドレスタイヤの状態を確認するよう周知しています。
JAFはX(旧Twitter)などを通して、ユーザーに向けて様々な周知を行っていますが、今回は以下のような内容を投稿しています。
「スタッドレスタイヤの使用限度に注意
冬に向けてタイヤの交換を検討する時期になりました
タイヤの溝の深さが新品の状態から50%未満になると凍結路での性能が低下して冬用タイヤとして使用できません
交換前にタイヤの溝をチェックしましょう」
冬が近づくにつれて、夏タイヤ(サマータイヤ)からスタッドレスタイヤに交換する人が増えてくるなか、スタッドレスタイヤの使用限度や正しい保管方法について案内しています。
JAFによると、スタッドレスタイヤの溝の深さが、新品の状態から50%未満になると積雪路・凍結路での性能が低下するため、冬用タイヤとして使えなくなるといいます。
タイヤには、この使用限界が分かるように「プラットホーム」が設けられています。これを確認して摩耗の状況を把握することが大切だといいます。
具体的には、タイヤ側面にある上向き矢印「↑」の示す溝がなくなり、地面に触れる状態となっていたら、冬タイヤとして限界を迎えている状態です。夏タイヤの使用限界である、残り溝1.6mmを示す「スリップサイン」とは異なります。
また、スタッドレスタイヤは溝の状態だけではなく、経年劣化にも注意が必要です。
これは積雪路面をつかむように軟らかいゴムが使用されていますが、劣化すると硬くなってしまい、溝があっても効果を発揮しないことがあります。
通常であれば、新品から3シーズンから5シーズンは使用できるといわれていますが、運転方法や保管状況によっても異なります。
劣化・摩耗させない走り方としては、雪のない乾燥路で急発進や急ブレーキを避けるとともに、カーブでも無理のない丁寧な運転が大切だといいます。
シーズンオフ時の保管時も、融雪剤などの異物や汚れを落とすとともに、直射日光の当たらない風通しの良い場所で平積みすることが良いとされています。
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なお、久し振りにスタッドレスタイヤを使う際は、空気圧に注意が必要です。
タイヤを長持ちさせるために空気圧を半分程度に下げるという保管方法があることに加え、ホイール付きのタイヤは保管中に自然と空気圧が抜けていくため、履き替え直後は空気圧が不足しています。
そのままの状態で走行するとタイヤのたわみ現象が発生して過熱してしまい、バースト(破裂)する危険性があるほか、必要以上に接地面積が増加するため燃費も悪化します。
履き替え時はタイヤの溝の状態だけでなく、空気圧も含めて一度販売店や整備工場などに点検を依頼すると良いでしょう。
雪が降った時に必ず急制動をやります
そんな何十キロも出しませんけど、今年の止まり方はどの程度なのかを体感させておきます
新品でなければ溝も少しずつ無くなり年々止まる距離は長くなります
見た目では分からない「柔らかさ」もその時点でわかります
ネットであまり使われてなく溝もまだある10年落ち程度のスタッドレスが出てる時もありますけど絶対に手は出さないでくださいね
あと初心者や運転に不慣れな人はオールシーズンは履かないように
「これ履いてれば雪は大丈夫」という慢心が起きやすいのはサンドラですからね