高速の渋滞時「先頭合流」はズルくない! 速度高い合流はどうする? 不安な人に知るべきコツとは

渋滞時の合流のコツはある? 先頭合流はズルじゃない! 教習所の指導員に聞いてみた!

 加速車線からの合流を何度も経験しているとコツやタイミングについても把握できますが、まだまだ経験が浅い状態だと恐怖心などで気持ちが委縮することも多いです。

 しかし、コツについて理解していると高速道路本線合流のタイミングについて図りやすく、事故やトラブルのリスクを抑えられます。

 高速道路の合流について、教習所の指導員A氏は次のように話します。

「加速車線をまずいっぱい使って合流しましょう。

 加速車線の途中から合流をすると加速がしきれず、後続車とのスピードがあっていない可能性があるので危険です。

 加速車線にはったら加速をして80kmまで時速を上げ、車線の端で合流をするように意識しましょう」

 高速道路本線の速度設計によって違いますが、多くの場合で本線を走っているクルマも80kmから100kmで走行しているので自分自身の速度を合わせると合流しやすくなります。

高速での渋滞時合流は先頭まで行って1台ずつの「ファスナー合流」が望ましい(写真:NEXCO中日本)
高速での渋滞時合流は先頭まで行って1台ずつの「ファスナー合流」が望ましい(写真:NEXCO中日本)

 また、加速車線と本線の合流地点は渋滞してしまうことも非常に多いため、渋滞している場合には加速車線の先頭まで進んでゆっくり本線に合流するファスナー合流をします。

 ファスナー合流とはファスナーのように交互に合流する方法であり、ゆずりあいの精神を持ちながら安全に走行できるようにする意識が大切です。

 加速車線側は中途半端な状態から合流せずに先頭まで進んでから合流して、本線側は合流するクルマが安全に入れるように車間距離を確保しましょう。

 ファスナー合流は安全に走行するために大切であるのに加えて、高速道路の渋滞を緩和するためにも必要です。

 高速道路では法律で定められているルール以外のマナーも守らなければいけません。

※ ※ ※

 日本の高速道路は本線に合流しやすいように加速車線が設計されており、どのようなクルマでも十分な加速をして安全に合流できるように工夫されています。

合流する際には本線を走行しているクルマの流れを確認しながら、しっかりと加速しながら自分自身と周りの安全を守りながら合流しなければいけません。

 最初の頃はなかなか加速車線から本線に合流するタイミングがわからないかもしれませんが、何度か経験するうちにコツを掴んでタイミングについても図りやすくなります。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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