レクサスは2023年9月9日と10日の両日、同ブランド初のキャンプイベント「LEXUS CAMP 2023 by OVERTRAIL PROJECT」を長野県は軽井沢で開催。
　
　全国から抽選で選ばれた30組101名のレクサス車オーナーたちが参加しました。
　
　これまでドレスアップやアウトドアといった色が薄いブランドと思われていたレクサスですが、なぜ今回、キャンプイベントを開催することになったのでしょうか。

　レクサスは多様なアウトドア・ライフスタイルとクルマの楽しさに寄り添うことを目的に、2023年1月の東京アウトドアショー2023において「OVERTRAIL PROJECT」を発表しました。

　同プロジェクトがスタートするきっかけとなったのは、2023年6月に世界初公開された新型「GX」の存在だったといいます。

　開発段階でデザインや車両コンセプトが固まっていくに連れ、新型GXはタフでワイルドなアウトドアニーズの高いクルマであることが明らかに。

　それを受け、当時レクサスのプレジデントだった佐藤恒治氏や商品企画担当メンバーたちの間では、新型GXの存在をフックに、多様なアウトドア・ライフスタイルとクルマの楽しさに寄り添うためのプロジェクトを「レクサスでも立ち上げてもいいのでは？」という声が浮上したといいます。

　レクサスは以前から、ラグジュアリー・ライフスタイルブランドを標榜し、ユーザーの多様なライフスタイルに寄り添っていくというスタンスを打ち出してきました。

　そんな中、コロナ禍によって人々のライフスタイルが変化し、「アウトドアを楽しみたい」、「自然の中でリラックスした時間を過ごしたい」という人が以前よりも増加。

　そうした人々のニーズの変化に合わせて独自のアウトドアライフを提案すべく立ち上がった「OVERTRAIL PROJECT」は、レクサスにとっては必然といえる企画だったのです。

　今回、レクサスのOVERTRAIL PROJECTがプロデュースした「LEXUS CAMP 2023 by OVERTRAIL PROJECT」では、自然との触れ合いやレクサスならでは同乗体験など、子どもから大人まで楽しめる多彩なアクティビティが用意されていました。

　まず会場となったはアウトドアリゾート「ライジングフィールド軽井沢」。

　この会場にOVERTRAIL PROJECTの世界観を表現したコンセプトカー「RZ」「GX」「NX」などが展示されていました。

　MTB用のキャリアやルーフトップテントなどを組み合わせたタフなイメージの各コンセプトカーは存在感抜群で、多くの人を惹きつけていました。

　また林間コースでは、レクサスが開発を進めている「ROVコンセプト」の同乗体験会を実施。

　コンパクトなボディサイズと優れた走破性を持つROVにより乗用車では踏み込めない雄大な自然の中を走破するという体験は、参加者たちにとっても驚きの連続だったようです。

　そしてアウトドアのお楽しみ“外メシ”の時間には、トヨタが開発を進めている水素バーナーグリルで焼き上げるBBQコーナーが用意されていました。

　水素の炎は水分を豊富に含んでいるため、素材のおいしさを引き出せるのだとか。水素の炎で焼き上げた地元産の肉や野菜は格別の味わいでした。

　ちなみに「LEXUS CAMP 2023 by OVERTRAIL PROJECT」では、複数の宿泊プランが用意されていました。

　なかでも特別な体験となったのが、「RX OUTDOOR CONCEPT」と「GX OUTDOOR CONCEPT」に設置されたルーフトップテントに泊まるプランでしょう。

　海外のアウトドアシーンでは、以前よりクルマの屋根の上のテントや車内で過ごすオーバーランドスタイルがメジャーでしたが、今回の当選者はその魅力の一端を体験することができたのです。

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　キャンプは初体験という人から、こだわりのギアを駆使して日頃から本格的にアウトドアを楽しんでいる人たちまで、さまざまなレクサス車オーナーたちが参加した「LEXUS CAMP 2023 by OVERTRAIL PROJECT」。

　参加した皆さんは、軽井沢の大自然と共生しながら人や自然とのつながりを深めることができたようです。

　今回の成功を受け、レクサスでは今後も「LEXUS CAMP」を開催する計画を温めているとのこと。今後の展開が非常に楽しみです。