アキュラ「NSX T」ってどんなクルマ？

　ホンダ（アキュラ）「NSX」は1990年代を代表するスポーツカーで、高い人気を誇る1台です。
　
　今回、オークションで発見されたモデルは、オープンカーバージョンの「NSX T」です。

　NSX Tは1995年3月8日に発売されました。

　外装の特徴は、クーペモデルと同様にスポーティな走りを堪能できるボディ構造を採用しており、エンジンシステムは、水冷V型6気筒DOHC24バルブとなっています。

　車体サイズは、全長4430mm×全幅1810mm×全高1170mmです。

　販売台数は1990年-2005年までにおおよそ2万台を記録しています。

「Our dreams come ture」をキャッチコピーに開発され、オールアルミ製ルーフは、左右のレバー操作を行うだけで簡単に操作できるシステムを採用しています。

　1990年にデビューしたNSXは、当時日本国内で爆発的な人気を誇っていたF1世界選手権で3度のチャンピオンに輝いたアイルトン・セナ選手が開発に関わるなど、ホンダとしても開発に大きく力を入れた1台でした。

　そんなNSXは、発売から30年以上が経っている現代でも、根強い人気を誇り、中古車市場での価格も高騰しています。

　今回発見されたNSX Tは、2005年式のモデルであり、カルフォルニアで登録された個体でした。

　エンジンは3.2リッターDOHCV6エンジンと6速マニュアルトランスアクスルを搭載しています。

　走行距離は1万1000kmと低走行距離を維持しており、状態の良さが伝わってくるクルマです。

　外装はシルバーストーンメタリックで仕上げられており、内装はシルクレザーで装飾されています。

　革巻きステアリングホイールには、8000rpmのレッドラインが付いたタコメーターが装備されており、加えて時速188マイルまで記録するスピードメーターや冷却水の温度、油圧、電圧、燃料レベルゲージが組み込まれている特徴があります。

　NSX Tの相場は500万円-2980万円に対し、今回発見された個体の落札金額は15万7000ドル（約2300万円）と、NSXの中古車相場を確認する中でも高値で販売されたクルマです。

　オーナーにより内外装のコンディションが非常に良好な状態で維持されていたことから、購入意欲を掻き立てるクルマとしては十分過ぎる良質車といえます。

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　NSXタイプTはホンダが販売するスポーツカーの中でも、高い人気と需要のあるクルマです。

　スポーツカーにプラスアルファーの魅力をテーマに開発されたNSXは、クーペモデルと同様にスポーティな走りを堪能できるボディ構造を採用しています。

　今回発見された2005年式のNSXは、内外装に目立った傷や汚れがなく、走行距離は1万1000kmと良質車であることから2300万円もの落札金額となったと言えます。