ヤバっ!「給油ランプ」点いちゃった!? あと何キロ走行できる? ガス欠で違反になるまさかのケースとは?

クルマを運転していて、燃料が少なくなると、いわゆる「給油ランプ」が点灯します。このランプが点灯した後にどれだけの距離を走行できるのでしょうか。

とある場所で「ガス欠」になると違反ってマジ!?

 クルマを運転中、燃料が少なくなると、メーターパネルにある「給油ランプ」が点灯します。
 
 このランプが点灯すると、すぐに燃料がなくなるのではないかとドキっとすることがありますが、実際にランプが点いてからどのくらい走行することができるのでしょうか。

給油ランプ点灯後、あと何キロ走れる?
給油ランプ点灯後、あと何キロ走れる?

 給油ランプは「燃料残量警告灯」といい、タンク内のガソリン容量が一定以下になると点灯する仕組みです。

 点灯するタイミングはクルマによって異なりますが、例えば日産「ノート」ではガソリンタンク内の容量が6リットル以下になると点灯します。

 ノートのカタログ燃費(WLTCモード)は「28.4km/L」ですので、計算上は燃料残量警告灯が点灯してから170kmほど走行できることになります。

 しかし、実際の燃費はカタログ値よりも低くなるため、給油ランプが点灯してからの走行可能距離は120kmから130km程度と考えておいた方がいいでしょう。

 給油ランプがついてからもある程度の距離は走行できるため、慌てる必要はありませんが、できるだけ早く給油することが大切です。

 給油せずにそのまま走ると燃料が底をつき、いわゆる「ガス欠」になって走行できなくなります。そしてそんなガス欠は、場合によっては交通違反になる場合もあるのです。

 交通違反となる可能性があるのは、ガス欠により「高速道路上で停車してしまった場合」です。

 道路交通法第75条の10では、高速道路を走行する時はガス欠を起こすことのないよう、事前にガソリンの容量などの点検をしなければならないと定められています。

 ただし、ここで求められるのは道路運送車両法第47条の2に規定された日常点検整備であるため、事故や故障車が原因の突発的な渋滞によってガス欠に至ってしまった場合などは例外です。

 交通違反と判断された場合は、普通車では違反点数2点と反則金9000円が科せられることとなるため、もし高速道路走行中に給油ランプがついたら、最寄りのサービスエリア(SA)まで走行し、SA内に設置されたガソリンスタンドで給油しましょう。

 NEXCO東日本によると、SAは概ね50kmごとに設置されることになっているといいますが、全てのSAにガソリンスタンドが併設されているわけではありません。

 一部の地域ではガソリンスタンドが設置されていない空白地帯が150km以上におよぶエリアも存在しており、そういったエリアでは、ETC車に限って給油のために一時的に高速道路を降りることが可能となっているICもあります。

 しかし、高速道路は市街地の一般道のようにガソリンスタンドをすぐに見つけることはできません。

 高速道路を利用する際には、通常時はもちろん、突発的な渋滞に巻き込まれてもガス欠を起こしてしまわないよう、利用前に余裕をもって給油しておくことが大切です。

 また、給油ランプが点灯したら、急加速や急減速など燃費が悪化する操作を避けて、できるだけ一定の速度での「燃費走行」を意識しながら、ガソリンスタンドが併設された最寄りのSAを目指しましょう。

 SAが近くにない場合には、通行料金が余分にかかってしまうことを考えても、一度高速道路を降りて一般道でガソリンスタンドを探す方が、ガス欠を起こして違反点数や反則金が科されるよりは賢明と言えそうです。

※ ※ ※

 ここ最近はガソリン価格が高止まりしていることから、一回で満タンにするのではなく、少量ずつ給油している人もいるかもしれません。

 しかし、高速道路上でガス欠を起こすと交通違反となって反則金を支払うことになる可能性もあるため、高速道路を利用する際は目的地までの十分な量を給油しておくようにしましょう。

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4件のコメント

  1. 反則金とロードサービスの高いガソリンで済めばまだ良いけど、事故になって双方の車の修理費払う羽目になったり、死んじゃったらちょっとケチった代償にしては大きすぎる。

    高速道路に乗る前は燃料の確認を。

  2. 文中に出てくる給油ランプが点灯してからの走行可能距離は120kmから130km程度と考えておいた方がいいでしょう。は、とても無責任な内容ですよ。仮にその先、渋滞などハプニングがあるかを考慮してません。まず高速道利用時に、SA間の距離、そしてスタンドの有無を調べておく必要がある。そのうえで早めに給油しておくように奨めるべきでは

    • それはドライバーが考えて実行することですよ。車を運転した際に付帯する諸事象の全責任はドライバーにあります。

  3. 代車で乗ったボンゴバンが燃料の残量が少ないことは確認していたので、給油ランプが点いたら入れようと思っていた。しかし、今どき給油ランプ自体が無い車だったことにガス欠寸前で気が付いたが後の祭り。ギリギリ自動車専用道路の出口で止まり、仕方なく徒歩でガソスタ往復して給油したことがあった。こんなケースは稀かもしれないが、初めて乗る車は最低でも給油ランプがあるかは確認した方がいい。

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