なぜ「車中泊」の定義ばらつく? 相次ぐトラブルも、ルール化されず! 道の駅や国交省の見解は
なぜ全国統一のルール作り出来ない? 国土交通省に聞いてみた
北海道のある道の駅は、かつては同様の看板をトイレ前に看板を掲げていましたが、ある時からそれを外したと言います。
道の駅を管理する村役場の担当は、その事情についてこう話します。
「以前からゴミの不法投棄につながることから、当施設での車中泊は禁止という看板を出しました。
しかし、北海道開発局から『ここまで大々的に禁止看板を掲げるのはどういったものか』という意見が来ました。
理由について尋ねましたが、明確が答えなく、こちらも困惑しています」
このように、道の駅という看板を掲げていても、考え方は全国でまちまちのようです。
なぜ全国統一のルール作りができないのでしょうか。
国土交通省の担当者によれば「道の駅は地域性の特色と創意工夫を活かす施設となっており、全国統一のルールは作れない」と言います。
なぜなら、道の駅によっては、積極的に車中泊ユーザーを誘致している施設もあるからです。
最近では道の駅にRVパークを導入し、積極的に車中泊ユーザーにスペースを貸す道の駅も、わずかですが存在しています。
利用客や地元観光推進という目駅だけでなく、有料で車中泊をさせることで迷惑行為を抑止するという目的のために導入した施設もあります。
車中泊推進派の施設の中には、こんな道の駅も。
長崎県にある「道の駅・松浦海のふるさと館」は、毎日1台限定で車中泊をすることができます。
無料な上に、電源まで貸してくれるサービスが特徴ですが、なぜこのような対応をしているのでしょうか。担当者は次のように話しています。
「ウチの近辺にはキャンプ場がないんです。ですから、1日1台限定ですが、車中泊をしたいお客さんに駐車スペースを使っていただいて、施設閉店後には電源も開放しています」
こうした取り組みの中で、果たして迷惑行為などのトラブルはないのでしょうか。
「たまにゴミを捨てていく人もいらっしゃいますが、問題はないですね。ほとんどの皆さんに、マナー良く使っていただいておりますよ」
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道の駅やSA/PA以外にも、全国の公共駐車場で同様の事例が起きているようですが、結局はドライバーの良識に頼らざるを得ないというのが実情です。
すべての利用者が快適に使えるように、節度ある使い方をしたいところです。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
車中泊暦30年。当時はまだ道の駅も数が少なく未整備なところも多くあった。当初は宿泊先で自炊をと一式積んで出かけたが、現地で食事の支度に時間がかかり、結局は家庭生活の延長だと気が付き、以後食事は道の駅とか現地の名物食堂にて済ませ、夕方営業時間が終わってから道の駅の駐車場を利用した
中には自販機のコンセント抜いて炊飯器で米炊いたり、夜中遅くまで騒ぐ馬かが増え、今はもうやめました。
道の駅の条件はトイレが24時間使えることではないでしょうか?17時でトイレが閉まるところって、聞いた相手が道の駅ではないのでは?
その程度の理解力、知識で「道の駅での車中泊」という注目度が高く、各方面で是非が論議されている記事を書かれたり、それをサイトとして公開するというのは好ましくないですね。