クルマに泊まる「車中泊」なぜ定番化? マナー違反&トラブル増も人気は継続のワケ 元学校で泊まれる場所も
学校でも車中泊ができる!? 良いの? どんな場所?
また、車中泊の流行により、車中泊可能な施設が増えている事実もあります。それでは実際にどのような施設があるのでしょうか。
例えば、キャンピングカーでのキャンプを楽しめるオートキャンプ場なども車中泊の場として利用できます。
また、車中泊をする場としてRVパークという車中泊専用の施設があげられます。
RVパークとは、日本RV協会によって「快適に安心して車中泊ができる場所」としての条件が満たされた車中泊施設のことを表しています。
RVパークとして認定される要件としては、「余裕のある駐車スペース(横4m×縦7m以上推奨)」「24時間利用可能なトイレ」「100V電源が使用可能(20A以上推奨)」「入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)」などがあり、車中泊には十分な設備が保証されています。
他にも、車中泊ができる施設として道の駅も選択肢のひとつにあります。
国土交通省が定めたルールにより、道の駅での車中泊は原則控えるようにアナウンスされているのですが、なかには車中泊を許可しているところもあるのです。
そのなかのひとつとなる道の駅「保田小学校(千葉県安房郡鋸南町)」は、2014年に学校としての役割を終え廃校となった施設を道の駅として再利用し、2015年12月にオープンしました。
そんな保田小学校での車中泊について、施設担当者は次のように話します。
「最近は車中泊が人気ということもあり、道の駅は夜も利用できることで多くの人に立ち寄りしてもらえるため、車中泊を許可しました。
道の駅での車中泊が人気の理由としては、旅の最後の立ち寄り場所になることでお土産などの買い物ができることです。
また、道の駅を旅の起点にそこからクルマで別の場所に移動するという人もいます」
※ ※ ※
近年で車中泊の人気は上昇しました。一方で、マナーの悪さや駐車禁止エリアの利用といったトラブルも発生しています。
ゴミを捨てていったり、火気厳禁の場所でバーベキューをしたりなどももちろんトラブルの原因となります。
車中泊をより楽しむためにも、注意点やマナーに気をつけて、安全で快適な旅を心がけるといいかもしれません。
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