タイヤに付いている「謎の赤い線」はなんのため? 緑や黄と違うの? サイドにある「謎の●印」の意味は?
新品のタイヤのトレッド面やサイドウォールには、さまざまなラインやマークが記されていることがあります。これらのラインやマークには、どんな意味があるのでしょうか。
新品のタイヤのトレッド面やサイドウォールには、さまざまなラインやマークが記されていることがあります。これらのラインやマークには、どんな意味があるのでしょうか。
新品タイヤの表面(トレッド面)には赤色や黄色、緑色などの線が書かれています。
これにはどのような意味があるのでしょうか。
タイヤショップやカー用品店などで新品タイヤを見ると、タイヤの表面(トレッド面)に様々な色でラインが一周に渡って引いてあることがあります。
タイヤによっては何本ものラインが引かれていることもありますが、いったいどのような意味があるのでしょうか。
これは「識線」といって製造工場でタイヤのサイズを瞬時に把握するものです。
識線の意味についてブリヂストンの担当者は「識線は主に、倉庫内で平積み保管されている際にトレッド面でタイヤサイズ・パターン等を識別する役割を果たしています」と話します。
在庫管理やピッキングなどでタイヤサイズを確認するときに、サイドウォール (タイヤ側面) の表示で探していると時間がかかります。
識線があれば、トレッド面 (接地面) でタイヤサイズの確認が容易なため、効率よく管理ができる仕組みです。
ラインの色やサイズはメーカーによってある程度統一されていますが、なかには識線を採用していないメーカーもあります。
とあるメーカーでは、14インチは赤いライン、15インチは緑のライン、16インチは再び赤いラインを採用しています。
これは、14インチと15インチは区別がつきにくいですが、14インチと16インチなら容易に判断できるため、奇数は赤色、偶数は緑色など大まかな分け方をしているメーカーが多い傾向です。
ユーザーにとってはあまり関係のない識線ですが、中古タイヤショップなどでは識線ありの場合だと新品タイヤとみなされ少し高額で買い取ってくれる場合もあるようです。
また最近では、タイヤのトレッド面に銘柄やサイズが表記されたステッカーで管理をするメーカーも増えてきたこともあり、識線を利用する機会は減少傾向にあります。
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