2023年7月、オーストラリアのカスタムショップCreative Conversionstが、トヨタ「ランドクルーザー（300系）」をピックアップトラックに改造し、さらにボディカラーをサンドベージュに変えたモデルの画像をインターネットに公開しました。これに対し、SNSではどのような反響があったのでしょうか。

　ランドクルーザーは1951年にトヨタBJ型として誕生して以来、70年にわたり「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」という顧客の期待に応え続け、信頼性・耐久性・悪路走破性を成熟させてきた本格SUVです。

　現行モデルは、2021年8月に登場した通称300系ですが、その人気ぶりから長期の納車待ちが生じており2022年7月には受注停止に。中古市場でもこの人気は変わらず、新車価格以上の価格が付いていることもあるほどです。

　今回、このランドクルーザーを改造したのが、Creative Conversionsです。同ショップはランドクルーザーのカスタムに特化しており、特にピックアップトラック化を得意分野としています。

　今回、SNSに画像が投稿されたランドクルーザー（300系）のデュアルキャブモデルは、2022年7月8日に発表された「LC300 Dual Cab」です。

　公式サイトでは、ランドクルーザーの荷室をカットして切断面にボディを形成する様子やフレームのカット・延長など、デュアルキャブ化までの一連の過程が公開されています。

　LC300 Dual Cabは大きく分けて、車両総重量（最大定員が乗車し、最大積載量の荷物を積んだ状態の自動車全体の総質量）3800kgで最大牽引力3500kgのモデル、車両総重量4495kgで最大牽引力3500kgのモデル、車両総重量4495kgで最大牽引力4200kgのモデルの3種あります。

　それぞれホイールベースの延長を700mmか800mmで選択できます。車体後部には、長さ1800mmから2100mmまでの範囲で、荷台やボックスなどが設置可能です。

　今回投稿された画像は、そんなLC300 Dual Cabの中でも、ボディカラーを純正色にはないサンドベージュとしたものです。

　これに対しSNSでは、「長い荷台が欲しい、たまには4人乗るかなーって人はダブルキャブは良い」という意見があった一方で「もう少しコンパクトな方が良いと思います」という声も。

　また、「タンドラあるから要らなくね？」「タンドラでええやん」と、トヨタが北米向けに展開しているピックアップトラック「タンドラ」に触れる投稿も目立ちました。

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　オーストラリアでは、Creative Conversionsのほかにも様々なクルマを“ピックアップトラック化”するカスタムショップがあり、同市場でのピックアップ需要の高さがうかがえます。