長年“放置”の「謎トンネル」 出口の先は突然「行き止まり」 目的地のない和歌山「ゆめみるトンネル」に光が見えてきた?

和歌山県九度山町に、トンネルを抜けた先で突然行き止まりになる道路があります。この道路は2024年度から新たな事業が始まるといいますが、どのような計画なのでしょうか。

トンネルの先は何もない?

 一度開通したものの、その後使われずに放置され続けているトンネルが、和歌山県にあります。このトンネルの先は行き止まりですが、2024年度から新たな事業が始まる模様です。どのような計画なのでしょうか。

ゆめみるトンネルを抜けると突然行き止まりになる町道44号(国土地理院「地理院地図」の空中写真を編集部が加工)
ゆめみるトンネルを抜けると突然行き止まりになる町道44号(国土地理院「地理院地図」の空中写真を編集部が加工)

 そのトンネルと謎の道路は、和歌山県北部の九度山町にあります。町を東西方向に走る町道44号がその道路です。

 2車線(片側1車線)の走りやすい道路を東へ進むと県道118号高野橋本線との交差点の先に「ゆめさきトンネル」があり、さらに道なりに進むと、今度は「ゆめみるトンネル」があります。

 しかしトンネル入口には通行止めの看板が置いてあり、その先は進めないようです。

 ただ、この道は地図で見ると、トンネルの先もしばらく続いているのが分かります。Googleストリートビューでは、アスファルトで舗装された道路をたどることができます。

 しかしこの道は、そのまま数百メートル進んだところで突然、行き止まりに。ほかの道や家屋などにつながることなく、山にぶつかるような形で終わっているのです。

 なぜ、このような2車線の立派な道路やトンネルが造られたのでしょうか。

 過去の経緯を調べると、近くを流れる丹生川でダム建設の計画が持ち上がり、それに並行して1997年1月にゆめさきトンネル、2000年3月にゆめみるトンネルが相次いで完成するも、2002年5月にダム建設の中止が決定したことが関係しているようです。

 当時は、ダム付帯整備として町道44号と川沿いを走る国道371号をつなげる計画があったようですが、廃案になったといいます。

 この町道44号に関して、くるまのニュースは2023年6月、九度山町に問い合わせて、8月21日に「町からの回答は得られませんでした」という結果を伝える記事を一度配信しました。

 SNSでは「未成道と化しているのに『ゆめみるトンネル』という虚しい名称」「ゆめに終わっちゃった」といった投稿もありましたが、その後、改めて町から回答を得ることができました。

 回答によると、この“目的地のない町道”の先については、2024年度から新たな事業計画として進めていくことになっているといいます。

 具体的には、現道は2車線(片側1車線)となっていますが、今後の計画では全幅5mの1車線道路として整備を進め、途中の要所要所で待避所を設けながら県道102号宿九度山線へ接続する計画ということです。

 県道102号宿九度山線は、九度山町内で丹生川沿いを走る生活道路です。延伸した町道がこの県道と接続すると、町の中心部から国道371号方面へ抜けられる新たなルートが出来上がります。

【地図】「ゆめみるトンネル」の位置を地図で見る(4枚)

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