“日本一売れてる”軽に「謎の鏡」があった!? 何に使う? ホンダ「N-BOX」に採用のミラーはめちゃ便利アイテムだった!
ホンダの人気軽自動車「N-BOX」には「ピタ駐ミラー」なるアイテムが装着されています。初代モデルから新型の3代目モデルまで継続して装着されているものですが、一体どのようなものなのでしょうか。
世代を重ねるたびに「ピタ駐ミラー」も進化!
日本で一番売れているクルマがホンダ「N-BOX」で、駐車時や狭い道での運転のしやすさも売れている理由のひとつです。
運転のしやすさを実現するアイテムとして、「ピタ駐ミラー」と名付けられた装備があります。
コミカルな名前のアイテムですが、一体どんなメカニズムでどんな役割を果たしてくれているのでしょうか。
N-BOXは、軽自動車ならではのコンパクトなボディでありながら広い室内空間や、幅広い層に受け入れられるデザイン、両側スライドドアの利便性などさまざまな点が評価されています。
登録車を含む新車販売台数では、2年連続1位、軽四輪販売台数においては8年連続1位を獲得しています。
そんなN-BOXの運転席に乗り込んだ時、様々な発見があると思いますが、他のクルマにはないポイントとして新鮮に感じるのが、助手席側のAピラーの根元に取り付けられたピタ駐ミラーです。
まるで教習車やパトカーの助手席用ミラーのように装着されているこのピタ駐ミラーは、助手席側のフロントタイヤ付近を写してくれるアイテム。死角になりやすい部分である車両の下側を、運転席に座っていながら確認できるようにしてくれているのです。
このピタ駐ミラーを使えば、狭い駐車場でも助手席側にクルマを寄せやすくなりますし、狭い道でのすれ違いでも重宝します。
しかし、装着されている角度やピラーの根本という位置を見ると、どうやってフロントタイヤ周辺の助手席側車体下部を写し出しているのか不思議に思う人もいることでしょう。
実はその秘密はドアミラーにあるのです。
N-BOXの助手席側のドアミラーを見てみると車体側の一部がミラーになっています。このミラーに写ったフロントタイヤ周辺の助手席側車体下部の様子が、室内のミラーに写し出されているのです。
電子的なデバイスを使用していないシンプルなメカニズムですが、これならばコストをかけずに運転のしやすさを高めることができます。まさにアイデア装備といえる存在です。
このピタ駐ミラーは初代N-BOXから装備されているアイテムで、現行モデル(2代目)と比べるとミラーの形状は異なっています。
初代モデルのピタ駐ミラーはAピラーの傾斜に沿って2つのミラーが配置されており、上段の小さなミラーが助手席側のタイヤ周辺を、下段の大きなミラーが助手席側車体前方下部を写し出すようになっていました。
しかし、現行モデルでは反対となっていて、上段の大きなミラーが助手席側の車体前方下部を、下段の小さなミラーがタイヤ周辺を写し出すようになっています。
また、ミラーの配置もAピラーに沿う形からそれぞれが垂直に配置されるようになっています。この点も見やすさなどを加味して改良したポイントと言えるでしょう。
そして、2023年秋に発売予定の新型N-BOX(3代目)でもピタ駐ミラーは健在です。しかも車内のミラーは1つになり、見やすさも改良。水平基調でフラットなインパネと相まって、すっきりとした視界を確保しています。
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売れている理由は、このような細かな使い勝手に対する気配りも大きく影響していることでしょう。
進化した新型N-BOXでも日本一の称号を獲得できるのか、登場が楽しみな新型モデルが増えました。
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