ホンダが新型「最強・最速SUV」世界初公開! 「タイプS」もある斬新顔のアキュラ新型「ZDX」米で実車展示
2023年8月18日、ホンダが海外で展開する高級ブランドのアキュラは、同ブランド初のEVとなる新型「ZDX」およびハイパフォーマンスモデルとなる「ZDX タイプS」を世界初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
アキュラ史上最もパワフルで最高のパフォーマンスを誇るSUV登場
2023年8月18日、ホンダが海外で展開する高級ブランドのアキュラは、アメリカカリフォルニア州で行われるモントレー・カー・ウィークにて、同ブランド初のEVとなる新型「ZDX」およびハイパフォーマンスモデルとなる「ZDX タイプS」を世界初公開しました。
新型ZDXは2024年発売予定のアキュラ初の市販EVとなるSUV。今回、通常モデルとハイパフォーマンスモデルとなるタイプSの両方が世界初公開されました。
なかでもタイプSはアキュラ史上最もパワフルで最高のパフォーマンスを誇るSUVとされています。
プラットフォームには、低重心で重量配分をほぼ50対50とした最先端の電気自動車プラットフォームを採用。
ボディサイズは、双方とも変わらず全長5021mm×全幅1955mm×全高1635mmで、ホイールベースは3093mmとかなり大柄です。
内外装のデザインは、ロサンゼルスのアキュラ・デザイン・スタジオのチームが主導、2022年のモントレー・カー・ウィークで発表された「アキュラ・プレシジョンEVコンセプト」のデザイン要素を多く反映しており、同車の市販版と言える存在です。
エクステリアでは、ワイド&ローで流麗なシルエットなどが、あらゆる角度から見てもパフォーマンスの高さを主張します。
フロントフェイスには、ブランドのアイコンであるシケインDRL、ジュエルアイLEDヘッドライト、3Dエンボスダイヤモンドパターンとイルミネーションで囲まれたシームレスなダイヤモンドペンタゴンなどが、先進的な印象を高めています。
ボディカラーには、アキュラ・プレシジョンEVコンセプトと同様の新色ダブルアペックスブルーパールを初採用。ZDX タイプSにはアキュラの他のタイプSモデルと同様タイガーアイ・パールも用意されます。
インテリアは、高級素材が用いられたドライバー志向のコックピットに仕上がっており、プレミアム性とスポーティなデザインを両立しています。
また、Bang & Olufsenの臨場感あふれるラグジュアリーオーディオなどプレミアムな機能や、アキュラ初のGoogle built-inによるシームレスなコネクテッド機能なども搭載され利便性が高められています。
Google built-inのなかでも、GoogleマップはEV用に特別にカスタマイズされており、充電状況を考慮し最適化されたルートをドライバーに提供するほか、充電も配慮した目的地に到着するまでに必要な時間を推定できるといいます。
パワートレインには、新型ZDXでは最高出力340馬力のシングルモーターもしくは、デュアルモーターを用意。新型ZDX タイプSではシステム最高出力500馬力のデュアルモーターが搭載されます。
これにゼネラルモーターズ(GM)と共同開発した102kWhの「アルティウム」バッテリーを組み合わせ、航続距離は、新型ZDXで506km(デュアルモーター)〜523km(シングルモーター)、新型ZDX タイプSで463kmです。
さらに新型ZDX タイプSでは、車高調整機能付きエアサスペンション、パフォーマンスチューニングされたアダプティブダンパー、イエローの6ピストンキャリパーを備えた15.6インチのブレンボ製フロントブレーキが採用され、出力だけでなく、ブレーキング、旋回性能などあらゆるパフォーマンスが強化されています。
価格は、新型ZDXが6万ドル(約873万円)台、新型ZDX タイプSが7万ドル(約1018万円)台とされており、先行受注は2023年後半に開始され、納車開始は2024年初めとのことです。
アキュラ・ナショナル・セールス担当アシスタント・バイスプレジデントのエミール・コルコー氏は、新型ZDXについて以下のようにコメントしています。
「新しいZDXの登場は、アキュラブランドにとってエキサイティングな瞬間です。これは、ゼロエミッションの未来への移行を示し、電化時代におけるハイパフォーマンスへの当社の取り組みを示しています」
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またホンダは同イベントにおいて、アキュラの次世代ハイパフォーマンス・スポーツEVデザインの方向性を示す「Acura Electric Vision Design Study」を映像にて公開。
刺激的な性能を予感させる力強いプロポーション、印象的なネオングリーンの灯体など、Acuraブランドのコアとなる価値としている「Precision Crafted Performance」における将来のEV時代に向けた方向性を表現しているといいます。
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