「カーナビ“絶対派”オジサン」でも「地図アプリ」は使える? 親切な「カーナビ」とは違う視点の「便利」機能も存在

編集部T(50代)は「カーナビ絶対主義」のオジサンで、いまだ地図アプリには馴染めないでいます。試しに使ってみることにしました。

あえて慣れない「スマホの地図アプリ」を使ってみた

 長く便利で親切な「カーナビ」の道案内に慣れ親しんできたオジサン勢にとって、シンプルなスマホの地図アプリにはいまだ違和感があるといいます。
 
 そんなオジサンが地図アプリで目的地をセットしてみたところ、その使い勝手の大きな違いに改めて気付かされました。

車載のカーナビと地図アプリはどうちがうの!?[画像はイメージです]
車載のカーナビと地図アプリはどうちがうの!?[画像はイメージです]

 車載の地図で道案内をしてくれるカーナビゲーションシステム(カーナビ)は、1990年代中ごろから純正車載モデルや市販品が広く普及しはじめ、それからもう30年近くが経過しています。

 ディスプレイの大画面化や、通信機能の搭載といった高機能化を果たし、使い勝手も熟成されてきた感のあるカーナビですが、一方で近年はスマートフォン向けの地図アプリを代用する人も増えています。

 親切な表示機能や多彩なルート設定などに慣れたオジサンにとって、地図アプリの画面はグッとシンプルです。

 そこで長くカーナビの案内に慣れ親しみ、「カーナビ絶対主義オジサン」となっている編集部T(50代)が、とある週末に地図アプリでドライブしてみました。

 改めて気付かされるのは、目的地をセットするときに行う「検索」の使い勝手具合です。

 スマホに慣れた人には「何をいまさら」かもしれません。

 スマホの検索、つまり検索エンジンは日々物凄い勢いで進化していて、生活に欠かせないものとなっています。

 スピーディかつ多彩で適切で、それはオジサンでも十分に理解しています。

 対するカーナビは、システムに格納されている膨大な目的地のなかから行き先を選ぶ仕組みが基本で、目的地の「正式名称」をコマンド(命令)にして、目的地を探すよう試みているようです。

 あいまい検索機能など、近年は多彩な検索方法が加わっていますが、目的地セットまではそれなりに時間を要します。

 ただ、オジサンたちは昔からこの方法に慣れ親しんできたので、ドライブ前にはあらかじめ「あいうえお」画面から施設の名称を探したり、住所などから検索して、目的地をじっくりとセットしていくのが当たり前で、そこはあまり気になりません。

 例えば、観光有料道路「アネスト岩田 箱根ターンパイク」(神奈川県)の頂上に位置するドライブインがある「大観山」は「たいかんざん」と読みます。

 これを「だいかんざん」と覚えている人も多く、そうやって入力すると「目的地が見つかりません」となってしまい、「あれれ」と振り出しに戻ることもしばしば。

 近年は通信機能の入ったナビも増え、地図情報のアップデートも素早くされるようになりましたが、新しい道路や施設などはそもそもヒットしないこともあり、結局スマホで施設の住所を調べたりすることもあります。

 そのタイパ(タイムパフォーマンス)の悪さに、イマドキの若者は「無理!」となるようで、スマホに話しかけ、サクッと地図アプリを使用するのだと、20代や30代の編集部員はいいます。

 ただ実際のドライブ中は、カーナビの機能性が非常に心強いと感じました。

 地図を凝視している訳ではないドライバーにとって、今欲しい誘導の拡大画面を適切に表示し、適切なタイミングで案内音声を発してくれる親切なカーナビの誘導は、何よりありがたいのです。

 その点で地図アプリは、複雑な交差点の誘導などで「ここで曲がって大丈夫?」と思わされることもあり、少し淡白すぎると感じました。

 またスマホは通信料もかかるうえ、トンネルの続く山間部などでは案内が途切れたりと、どうしても不安定さが残ります。

 目的地も、レジャー施設の駐車場に誘導するようなきめ細かさや、複数のルート候補から選べる仕組みなどでやはりカーナビに軍配が上がります。

 しかし地図アプリも頻繁なアップデートを繰り返し、表示の変化もあるようなので、この先どう進化していくのかは目が離せないところです。

 さらにスマホでは、カーナビ専用のアプリもあります。

 スマホとカーナビの良さを融合したものといえ、有料・無料のものなど様々ありますが、色々と試してみると良いでしょう。

※ ※ ※

 一部の自動車メーカーでは、近年の新型車にカーナビを標準搭載せず、その代わりにスマートフォンとの連携を重視した「ディスプレイオーディオ」の標準化を進めています。

 スマートフォン側も「Apple CarPlay」や「Android Auto」などの連携機能を標準化しているので、車載に特化したスマホアプリの表示をディスプレイにしてくれます。

 従来のカーナビやオーディオデバイスに慣れ親しんだ層に向け、カーナビ機能やCD/DVD再生機能も追加セットできるようになっていますが、あくまでもオプション設定です。

 ユーザーがこれらの機能をどう生かし、今後どう選択していくのか、まだまだ目が離せない状況といえるでしょう。

【画像】「えっ…!」こんなに違う!? 車載カーナビと地図アプリ、全く異なるルートを写真で見る(24枚)

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4件のコメント

  1. スマホ(Yahoo!カーナビ)と純正ナビ(Panasonic)を併用しています。
    この記事では、スマホのマップも不明です。
    少なくともGoogle Mapでも、Yahoo! カーナビでも無い訳で記事に何の意味があるのですか?
    行き先に応じてケースバイケースで使い分ける人が殆どでは無いでしょうか。
    スマホナビでは、NAVITIMEのように、トンネル内でも自車位置を表示できるアプリもありますよ。
    もう少し、調査してから記事を書かれた方が良いのでは?

  2. これでお金が貰えるんだ。
    今までのカーナビのどこが親切で、アプリのどこが便利なのかもこの記事からは読み取れない。
    chatgptで両者のいいところ悪いところを聞くと
    もちろんです。社債カーナビ(カーナビ専用機)とスマホのカーナビアプリのそれぞれの利点と欠点を以下にまとめてみましょう。

    **車載カーナビ(カーナビ専用機):**

    利点:
    – 大きな画面で地図情報を見やすく表示できる。
    – 通常、高い位置精度と正確なナビゲーションを提供する。
    – オフラインで使用可能な場合が多く、通信環境の影響を受けにくい。
    – 一般的に耐久性があり、長時間の使用にも耐えるバッテリー寿命を持つことが多い。

    欠点:
    – 高価な購入コストや更新料金がかかる場合がある。
    – 地図データの更新が必要な場合、手間とコストがかかることがある。
    – 携帯性に制限があり、複数の車両で使用するのは難しいかもしれない。

    **スマホのカーナビアプリ:**

    利点:
    – 常に最新の地図データや交通情報を受信できる。
    – リアルタイムの更新が可能で、プリントアウト不要。
    – 多くの場合、無料または低コストで利用可能。
    – スマートフォンは持ち歩くので、どの車でも利用可能。

    欠点:
    – 長時間使用するとスマートフォンのバッテリーが減る可能性がある。
    – ネットワーク接続が必要な場合、通信状況によってはナビゲーションが妨げられることがある。

    どちらの選択肢が最適かは、個々のニーズや使用状況によります。目的や予算、使用頻度などを考慮して判断すると良いでしょう。

    だって。適当な記者はAUに駆逐されるね…

  3. カーナビの検索が遅い・不便なのなんて、最近のカーナビはスマホ連携機能が大概ついてるのだから、スマホで検索→カーナビに転送で解決できる話。だからデメリットはそこじゃない。
    そういう方法があることを知らない「オジサン」も「イマドキの若者」も無知を晒してるだけだぞ。

  4. スマホだと山手トンネルにはいったら終わりですよね。

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