新車で買える!? いすゞが新型「ド迫力マシン」発売! 超ワイドボディ&リフトアップがスゴすぎる「D-MAX ARCTIC AT35」南アで853万円から

2023年7月27日、いすゞの南アフリカ法人は新型「D-MAX ARCTIC AT35」を発売しました。D-MAXというと、いすゞが展開するピックアップトラックですがARCTIC AT35は、本格的な“冒険仕様”となるようです。

迫力スゴすぎる新型「D-MAX ARCTIC AT35」登場

 2023年7月27日、いすゞの南アフリカ法人は新型「D-MAX ARCTIC AT35」を発売しました。
 
 どのようなモデルなのでしょうか。

これがディーラーで買えるのか…いすゞ新型「D-MAX Arctic AT35」
これがディーラーで買えるのか…いすゞ新型「D-MAX Arctic AT35」

 いすゞといえば、日本では大型トラックやバスといったプロユース向け商用車の専門メーカーというイメージがあるかもしれません。

 たしかに2023年現在、いすゞは日本国内での乗用車販売は行っていませんが、過去には「ビッグホーン」や「ベレット」「ジェミニ」など、さまざまな乗用車を日本でも展開していました。また現在でも、SUVの「MU-X」などのオフロード車を国外で販売しています。

 そんないすゞが2002年から製造・販売しているピックアップトラックがD-MAX。

D-MAXは、普段の乗用使いから商用車まで多彩に使用できる貨客兼用車として、タイやオーストラリアで人気を博しています。

 今回南アフリカで登場した新型D-MAX ARCTIC AT35は、トヨタやフォードなど様々な自動車メーカーのクルマを、南極など極地を走れるように改造するArctic Trucksと共同で開発されたD-MAX最上級の本格オフロード仕様です。

 全幅を大幅に拡大するなど、激しいカスタムが施されるこのクルマですが、通常のD-MAXと同じように、グケベラのストルアンデールにあるいすゞ自動車南アフリカ工場で生産されます。

 D-MAX V-Cross 4×4をベースにリフトアップが施され、最低地上高は232mmから266 mmに上昇し、全高は1810mmから1875 mmに増加します。

 これにより標準車両の最大渡河水深800mmは、865 mmまで上昇。さらにアプローチアングルが33度、ディパーチャアングルが23度、ブレークオーバー角度は34度となり悪路走破性が高められています。

 エクステリアは、車高の増加とより増幅された広いトレッドに合わせて装備されたオーバーフェンダーにより、標準的グレードと大きく差別化されています。

 さらに、フロントフェンダーとリアテールゲートにAT35クロームバッジがあしらわれるほか、キャビンへのアクセスを容易にする幅広のサイドステップ、マッドフラップ、17×10インチのブラックアロイホイール、たくましい35インチBF Goodrichオールテレーンタイヤが装備され、本格的なオフロード性能を主張します。

 インテリアでは、レザーシートにAT35のロゴが刺繍されており、ハンドルやフロアマットにもこのロゴがあしらわれています。

 パワートレインには、最高出力190馬力・最大トルク450Nmを発揮する3.0リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを採用。これに組み合わされるトランスミッションは6速ATです。

 先進安全装備には、前方衝突警報(FCW)、自動緊急ブレーキ(AEB)、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、アテンションアシスト、車線逸脱警報システム(LDWS)、車線逸脱防止(LDP)、レーンキープアシストシステム(LKAS)、緊急車線維持(ELK)など、幅広い機能が装備されます。

 価格は、112万620ランド(約853万円)からです。

 新型D-MAX ARCTIC AT35について、いすゞの南アフリカ法人で製品企画およびプログラム部門のエグゼクティブを務めるKevin Fouche氏は、以下のようにコメントしています。

「当社は、2019年に第一世代のD-MAX Arctic AT35を発売しましたが、すぐに市場で誰もがうらやむような評判を獲得しました。

 新型D-MAX Arctic AT35は、この伝統を当社が昨年発売した第7世代D-MAX シリーズに引き継いでいます。最新モデルは、より大胆で筋肉質なスタイリングを持ち、最も厳しい地形に最高の自信を持ってドライブすることが可能です。

 AT35は、D-MAXラインナップの最上級モデルとして、その驚くべきオフロード能力を活用したいと考えているユーザーだけでなく、他の誰よりも目立ちたいと考えるユーザーにも魅力的です」

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