お盆休み直撃か ガソリン「11週連続値上がり」でレギュラー平均176.7円 “最安県”も170円突破 ウクライナ侵攻後の最高値

経産省資源エネルギー庁が、ガソリン店頭価格を発表しました。レギュラー全国平均は、11週連続の値上がりです。

先週から1.9円アップ

 経済産業省資源エネルギー庁は2023年8月2日、レギュラーガソリンの7月31日時点の店頭小売価格(消費税込)を発表しました。

 全国平均は1リットルあたり176.7円で、先週(24日)から1.9円高くなりました。

 11週連続の値上がりです。また、ロシアによるウクライナ侵攻が2022年2月に始まって以降、全国平均が176円を突破するのは初めてです。

ガソリン価格の高騰が続いている
ガソリン価格の高騰が続いている

 都道府県別にみると、値下がりは佐賀のみで、ほかの46都道府県は値上がりしています。

 店頭価格で最も安かったのは岩手で171.9円、次いで兵庫172.0円、青森172.1円です。

 一方、最も高かったのは長野で186.4円、次いで山形183.9円、長崎183.6円でした。

※ ※ ※

 原油価格の高騰を受け、政府は2022年1月から石油元売り企業に補助金を出す価格抑制策を実施しています。

 対象はガソリン・軽油・灯油・重油です。補助金は、2023年5月の1リットル上限25円を基準に6月以降は補助率を9割、8割と2週間で1割ずつ引き下げていき、9月末に終了となります。

 経産省によると、補助金がない場合のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、8月7日時点で186.3円になると見ています。

 このような状況を踏まえ、補助金の支給単価は8.4円でしたが、3日から9.1円に増額されます。

【画像】円建てドバイ原油価格の推移グラフを見る(22枚)

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