タイヤに付いている「謎の●印」はなんのため? 赤色や黄色とあるけど違うの? 気づけば消えるマークとは

「●マーク」付いているのはタイヤだけでじゃない? ホイールにも白いマークが! どんなの?

 またホイール自体も完全な真円ではありません。外形の1番低くなっている部分には白色や青色のマークがついていることがあり、これはボトムマークと呼ばれています。

 ボトムマークもタイヤと組み合わされる指標として用いられ、タイヤのユニフォミティマークとホイールのボトムマークを組み合わせることによってタイヤがより真円に近づく仕組みとなっています。

 タイヤのバランス自体は、軽点マークを用いて取り付けられることよりもホイールバランサーを使った測定をメインでおこなうことが多く、カウンターウエイトといわれるホイールに取り付ける重りで調整しています。

 どちらかというと、軽点マークよりは真円の制度を高めるユニフォミティマークを採用する整備工場が多いようです。

 ただし、軽点マークやユニフォミティマークはすべてのタイヤメーカーが採用しているわけでなく、とくに「ピレリ」や「ミシュラン」などの欧州メーカーでは、採用されていないことがほとんどです。

4桁のうち最初の2桁は製造週を、下2桁は製造年を表している
4桁のうち最初の2桁は製造週を、下2桁は製造年を表している

 それ以外にもタイヤの側面には、数多くの貴重な情報が記載されています。

 まずすべてのタイヤにはシリアルナンバーがあって、4桁の数字が刻印されており製造時期が明確にわかるようになっています。

 4桁のうち最初の2桁は製造週を、下2桁は製造年を表しており、例えば「2722」の刻印があれば、2022年の27週目 (7月) という意味です。

 これにより、タイヤの見た目の状態以外にもシリアルナンバーを見ることで、タイヤ交換の目安を判断する材料になります。

 ほかにもタイヤには製造国が記載されていて、時期や銘柄によって世界各国で製造されています。

 例えば前述のブリヂストンでは日本はもちろんのこと、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界49拠点で新品タイヤが製造されているほどです。

※ ※ ※ 

 タイヤについているマークはすべて意味があって付けられています。

 マーク自体は取り付けが終了すれば必要なくなりますが、シリアルナンバーは取り付け後こそ役に立つものです。

 1度チェックしてみて、夏タイヤなら4年から5年、冬タイヤなら3年などメーカーが推奨しているタイミングで交換してみるのが良いでしょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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