「えっ…クルマが壊れる!?」 ブレーキからの「異音」に注意! 気になる「キーキー」音の原因と解消方法は?
ブレーキ鳴きが止まない際には、一体どうやって解消すればよい?
クルマのブレーキは「ディスクローター」と呼ばれる円形のディスクを「ブレーキパッド」で挟み込む構造となっており、ブレーキパッドは一定量摩耗するとキーキーと高い音を出して交換時期を伝える仕組みになっています。
ですので、しばらく走ってもブレーキ鳴きが収まらない場合は、ブレーキパッドが摩耗しており、交換タイミングが訪れているのかもしれません。
また、パッドが減っているのみならず、ディスクローターやブレーキパッドを取り付ける「キャリパー」に異常が起こっている可能性も0ではありません(中古車ディーラーの整備士)」
では、ブレーキ鳴きが止まない際には、一体どうやって解消すればよいのでしょうか。
「ブレーキ鳴きを解消する方法としては、『ブレーキのクリーニング』か『部品の交換』が挙げられます。
まずブレーキのクリーニングは、ディーラーやカー用品店、クルマの整備業者などで受けることが可能で、その手順はタイヤを外し、ブレーキの各パーツに異常がないかを確認した上で、クリーニングしてから組み直します。
とくに音がなる原因と思われるブレーキパッドやディスクの表面は綺麗にし、グリスを塗ってから再セットアップをおこないます(中古車ディーラーの整備士)」
このようなクリーニングをしても音鳴りが解消しない場合は、ブレーキパッドの表面を特殊な形に研磨して、ブレーキ鳴きが起こりにくいようにしたり、専用の「鳴き止め剤」を塗って対応することもあるということです。
そのほか、パッドの摩耗によってブレーキ鳴きが起こっている場合には部品交換が必要になることも。
その際にかかる費用は、まずブレードパッドの部品代が5000円から6000円。加えて工賃が3000円から5000円ほどかかるので、合計しておおよそ1万円前後が一般的な金額でしょう。
さらにディスクローターも交換となると少し高くなり、工賃と部品代で合計3万円以上必要になることも珍しくありません。
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このように、しばらく走行しても音が鳴り止まず不安な際は、一度プロにブレーキの状態を見てもらうと良いでしょう。
「しばらくブレーキの状態を見てもらっていない」という人は、ブレーキ内に汚れがたまっている可能性もあります。
また、ちょうどクルマの点検タイミングが来ているようであれば、とくにブレーキを念入りにチェックしてもらって下さい。
そうでなくてもブレンボは鳴きます。