「えっ…クルマが壊れる!?」 ブレーキからの「異音」に注意! 気になる「キーキー」音の原因と解消方法は?

ブレーキ鳴きが止まない際には、一体どうやって解消すればよい?

 クルマのブレーキは「ディスクローター」と呼ばれる円形のディスクを「ブレーキパッド」で挟み込む構造となっており、ブレーキパッドは一定量摩耗するとキーキーと高い音を出して交換時期を伝える仕組みになっています。

 ですので、しばらく走ってもブレーキ鳴きが収まらない場合は、ブレーキパッドが摩耗しており、交換タイミングが訪れているのかもしれません。

ブレーキから異音が聞こえたら一度点検をしたほうがいい
ブレーキから異音が聞こえたら一度点検をしたほうがいい

 また、パッドが減っているのみならず、ディスクローターやブレーキパッドを取り付ける「キャリパー」に異常が起こっている可能性も0ではありません(中古車ディーラーの整備士)」

 では、ブレーキ鳴きが止まない際には、一体どうやって解消すればよいのでしょうか。

「ブレーキ鳴きを解消する方法としては、『ブレーキのクリーニング』か『部品の交換』が挙げられます。

 まずブレーキのクリーニングは、ディーラーやカー用品店、クルマの整備業者などで受けることが可能で、その手順はタイヤを外し、ブレーキの各パーツに異常がないかを確認した上で、クリーニングしてから組み直します。

 とくに音がなる原因と思われるブレーキパッドやディスクの表面は綺麗にし、グリスを塗ってから再セットアップをおこないます(中古車ディーラーの整備士)」

 このようなクリーニングをしても音鳴りが解消しない場合は、ブレーキパッドの表面を特殊な形に研磨して、ブレーキ鳴きが起こりにくいようにしたり、専用の「鳴き止め剤」を塗って対応することもあるということです。

 そのほか、パッドの摩耗によってブレーキ鳴きが起こっている場合には部品交換が必要になることも。

 その際にかかる費用は、まずブレードパッドの部品代が5000円から6000円。加えて工賃が3000円から5000円ほどかかるので、合計しておおよそ1万円前後が一般的な金額でしょう。

 さらにディスクローターも交換となると少し高くなり、工賃と部品代で合計3万円以上必要になることも珍しくありません。

※ ※ ※

 このように、しばらく走行しても音が鳴り止まず不安な際は、一度プロにブレーキの状態を見てもらうと良いでしょう。

「しばらくブレーキの状態を見てもらっていない」という人は、ブレーキ内に汚れがたまっている可能性もあります。

 また、ちょうどクルマの点検タイミングが来ているようであれば、とくにブレーキを念入りにチェックしてもらって下さい。

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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