トヨタの「新型ミニバン」何が違う? 見た目は「オラ顔から精悍顔」に変わった!? 新旧「アルファード」のデザインを比較!

すべては「快適な移動の幸せ」実現のため

 快適な移動の幸せを目指す新型アルファードでは、インテリアは「おもてなし」をテーマに掲げ開発されました。

トヨタ 新型「アルファード」(4代目)「Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)」の豪華な内装
トヨタ 新型「アルファード」(4代目)「Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)」の豪華な内装

 運転席・助手席周辺のインパネは、先代同様の重厚なセンターコンソールと左右に広がるレイアウトにより、適度に包み込まれたコックピット感覚を得られる空間としています。

 トヨタではこれを「クルーザーのイメージ」と表現しています。

 加えて、先代に対しステアリングの角度を約5度立てることで、よりセダン車などに近い自然なドライビングポジションへと変更されている点も注目されます。

 対するセカンド・サードシートの空間は「プライベートジェット」をイメージしたレイアウトとされ、異なる空間づくりが目指されました。

 頭上には「スーパーロングオーバーヘッドコンソール」を装備。収納や操作パネル、空調の吹き出し口、そして間接照明、カラーイルミネーションなどが集約されるとともに、すっきりした室内空間づくりにも寄与しています。

 エグゼクティブラウンジの専用シートも進化しています。

 電動ロングスライド機構や、筋力を使わず安楽姿勢を保てる着座形状、空調・オーディオ・室内灯・シートなどの操作を一括で行える端末「リアマルチオペレーションパネル」など、新たな機能や装備も追加されました。

 そしてシートヒーター(温熱機構)がオットマンやアームレストにも追加されたほか、格納テーブルにバニティミラー(化粧直しの用の鏡)が追加されるなど、おもてなし度もさらにアップしています。

 このほか、サイドウインドウにトヨタ初採用の下降式シェードを備えたり、スライドドア開口幅の拡大や乗降用グリップの延伸、ドア開閉に連動するステップを左右に装備するなど、細部にわたる改善が図られています。

 荷室拡大時に左右へ跳ね上げるタイプのサードシートレイアウトは基本的に先代同様ですが、新型では格納位置を2ポジション設定したことで、セカンドシートを大きく後ろへスライドした際に干渉させない配慮も加えられています。

 こうしたインテリアの豪華さ、快適性の向上や機能の改良ばかりではなく、走行時の振動や騒音の対策、上質な乗り心地といった基本性能もしっかり磨き上げることで、新型アルファードの「快適な移動の幸せ」が実現していることも見逃せません。

 性能面では、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン、2.5リッターハイブリッド、3.5リッター V型6気筒エンジンと幅広いラインナップを誇った先代アルファードに対し、新型アルファードでは2.5リッターガソリンと、2.5リッターハイブリッドの2タイプに絞られました。

 また各パワートレインごとに複数のグレードが展開されていた先代に対し、新型では2.5リッター車が「Z」とエグゼクティブラウンジの2グレード、ハイブリッドがエグゼクティブラウンジの1グレードのみと、ラインナップを大幅に絞り、シンプルな構成としています。

 ただしハイブリッドには、従来より設定のE-Four(4WD)に加えFF仕様も新設定したほか、燃費性能もさらに向上しています。

 内外装を中心に、新旧アルファードを比較してきましたが、歴代が培ってきた“アルファードらしさ”を継承しながらも、大きく進化を遂げたことがわかります。

※ ※ ※

 先代にラインナップされていた3.5リッターエンジン仕様は、新たに用意される高性能版の2.4リッターガソリンターボエンジンに代わりましたが、新型アルファードには設定がなく、兄弟車「ヴェルファイア」専用です。

 新型ヴェルファイアは、専用チューニングの足回り設定や剛性の強化なども図られ、よりスポーティな仕上がりで差別化を図っているのも新型独自の特徴といえます。

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1件のコメント

  1. プリウス4代目と同様、デザインやりすぎ  成金趣味か暴走族ご用達

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