長距離バスの「謎の小部屋」どうなってる? 実はとても重要な場所だった! 内部はどうなってるのか
長距離バスには「謎の小部屋」が付いていることがあります。これはどのようなものなのでしょうか。
長距離バスには「謎の小部屋」が付いていることがあるが…これはナニ?
長距離の移動をリーズナブルな価格で移動できるのが、長距離高速バスです。
最近では個室に近い高速バスも増えてきて、仮眠を取りやすく快適な移動ができるなものも多いですが、一方のバスの運転手はどのようにして寝ているのでしょうか。
長距離の移動では、航空や鉄道など移動手段はさまざまですが、その中でも比較的リーズナブルな価格で移動できるのが、長距離高速バス(夜行バス、深夜バス、長期間バス)です。
長距離バスは多数の路線が存在しますが、長いものだと東京から福岡間など1000kmを超えるものも珍しくありません。
乗客はシートを倒しながらのんびり休憩ができますが、運転手はどのようなタイミングで休憩をしているのでしょうか。
群馬県を中心に長距離バスを運行する日本中央バスの担当者は「主にツーマン運行している夜行便においてSAなど交代を行い交代した運転者が仮眠に使用しています」と話します。
バスやタクシーなどの旅客自動車運送事業者は、適正な運営を確保できるように従業員の労働時間などを国土交通省の指導のもと行っています。
バスの運転手の場合、1運行の運転時間は最大で9時間までとなっています。
休憩時間に関しては昼間運行で4時間毎に合計30分以上 (10分以上の休憩を分割取得可) 、夜間運行では2時間毎に15分以上の休憩時間が必要です。
また、運行距離も法律で定められていて昼間運行では1運行で原則500kmまで、夜間運行では原則400kmまでとなっており、それ以上の運行は2名体制でなければなりません。
ちなみに東京ICから名古屋ICまでの距離は約315kmなので昼夜問わずひとりの運転手で対応できますが、東京から大阪までとなると約500kmとなり、2名体制の運転手での対応となります。
さらに遠方の東北方面や九州方面になると、10時間以上の時間を拘束されることになるので、夜行バスでは運転手の仮眠も必要になってくるケースも生じます。
高速バスの一部には、運転手が仮眠をとれるように乗務員専用の仮眠室が設けられている車両もあります。
運行状況に応じて運転手が交代で仮眠をとることによって、安全で快適な移動が実現できるわけです。
この仮眠室で寝ているときは、シートベルトを締めることができないと思うが、法律的に問題はないのか知りたい。
比較として、後席をフルフラットにして寝てる人がいる場合、車を運転して良いのかも知りたい。