「あ!危ない!」 交差点事故最多は「大阪府」! “ほぼ同じ”エリアで起こる全国最悪レベルの事故内容と気をつけるべきポイントは?
事故を防ぐにはどうしたらいい?
阪和豊中交差点と瓜破交差点をのぞいた4つの交差点はいずれも半径2km以内に存在しており、京橋から梅田方面へと抜け大阪市の中心へ通じる主要交差点で多発しています。
なお、ワースト4の梅田新道交差点までは、全国でみても事故多発交差点のワースト10にも入る事故件数で、阪和豊中交差点と梅新東交差点は全国ワースト3の事故発生件数です。
さらに、梅新東交差点と梅田新道交差点、西本町交差点は、過去5年にもワースト5に入る件数の事故が発生しており、慢性的に交通事故のリスクの高い交差点であると言えます。
このワースト5までに入っている交差点は、すべて道路が十字に交差する「四差路交差点」で、いずれも幹線道路が交差する主要交差点であり、1日を通して交通量が多い交差点だといいます。
どの交差点もクルマの流れは比較的スムーズであるものの、周囲に駅や商業施設があることから横断歩道では歩行者や自転車の通行が多く、クルマの右左折も多い傾向です。
また、幹線道路であることから、道路脇には街路樹が植えられていたり、歩道橋の階段や橋脚が設置されていたりするため、これらがドライバーの視界を妨げる要因ともなっています。
事故の種類として多い追突事故では、信号待ちからの発進時や交差点への進入時には前方の安全確認を徹底し、前のクルマが停車してもぶつからない程度の安全な車間距離を確保することが大切です。
他にも、交差点での右左折時の事故では、横断歩道を渡ってくる歩行者や自転車を見落としてしまうことが原因になっているといいます。
街路樹や歩道橋などにより歩行者を認識しづらい可能性のある交差点では、ミラーだけではなく目視で確認し、すぐに停止できるスピードで徐行して進むことが大切です。
また、右折しようとするクルマと、対向車線を直進してくるクルマの「右直事故」も多く発生しており、ワースト5までの交差点では合計16件、最も多い阪和豊中交差点では8件の右直事故が発生しています。
右直事故の原因は安全確認不足で、交差点を右折しようとする車は対向車線を直進してくるクルマをよく確認すること、直進しようとするクルマは右折するクルマやバイクが急に右折してくるかもしれないという意識をもって、安全な速度で交差点を通行しましょう。
クルマを運転する際は安全確認が大切ですが、交通事故が多く発生している交差点では特に意識しておくといいでしょう。
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ワースト5に入った交差点は、いずれも交通量の多い幹線道路にあり規模も大きいことから、街路樹や歩道橋、高架道路の橋脚などの構造物も多い傾向があります。
前方を走行するクルマや、歩行者や自転車の動きに注意を払うなど、周囲の安全確認をしっかりと行い、安全運転を心がけましょう。
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