プレミアム化したトヨタ新型「アルファード」従来型オーナーはどう思う? ネックは価格!? 乗り換えしたい?

トヨタ「アルファード」が8年ぶりにフルモデルチェンジしました。新型アルファードの登場をもっとも気にしているであろう従来モデルのアルファードオーナーに、新型についての率直な意見を聞いてみました。

3代目アルファードオーナーに聞いた「新型」の印象は?

 トヨタは2023年6月21日、高級ミニバン「アルファード」をフルモデルチェンジして発売しました。
 
 先代の3代目がデビューしたのが2015年ですから、実に8年ぶりに4代目へと進化を果たしたことになります。

豪華なトヨタ新型「アルファード」
豪華なトヨタ新型「アルファード」

 全体のイメージは先代を引き継ぎ、正常進化とも呼べるモデルチェンジとなっていますが、さらなる高級感の演出やグレード展開を絞ったことにより、540万円からという高額モデルとなりました。

 そんな新型アルファードですが、登場のニュースをもっとも気にしているであろう従来モデルのアルファードオーナーに、率直な意見を聞いてみました。

 埼玉県在住のOさんは初代アルファードも所有していたことがある、3代目(先代)のオーナーです。アルファードにはかなり思い入れがあるそうですが、新型アルファードの第一印象はどうでしょうか。

「まだ写真でしか見ていないのですが、やっぱり新型アルファードはカッコいいです。私が乗っている3代目以上の迫力あるフロントマスクも人気が出そうです。

 個人的には、斜め後ろから見たサイドパネルの造形にちょっと感動しました。ミニバンなのでもっとシンプルになるかと思ったら、独特のうねりが加わっていて、躍動感もあって、欲しくなる人も多いのではないでしょうか」

 ただしOさんも予想していたとはいえ、車両価格が高くなったことから乗り換えられるかは微妙なところなのだそうです。

「たぶん新型も人気は出るでしょうし、リセールバリューも良さそうです。ただ、540万円からという価格帯なら高級輸入車も視野に入るので、ミニバンでここまで高級さを求める必要性があまりないような気がします。

 新型アルファードに手が届かない人は、ミドルサイズミニバンの『ノア/ヴォクシー』をどうぞということなのでしょう」(3代目アルファードオーナー Oさん)

 Oさんは、自分が高齢になりつつあるなか、もし新型アルファードを購入したらあと何年乗れるのか、いっそダウンサイジングしたほうが良いのではないかと悩んでいると話してくれました。

「新型アルファードは、一般ユーザーというより社用車としての需要が高まりそうです。自分でステアリングを握るというより、大きい会社の重役クラスのハイヤーやクライアントの送迎などに使われるほうが似合うクルマになったのかもしれませんね」(3代目アルファードオーナー Oさん)

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