歩道の「謎の突起・棒」“名前”ご存じ? 暴走車から歩行者を守る「ポール」は“どのくらい”強いのか

歩道に設置してあることの多い車止めですが、実は歩行者を守るための驚きの効果があるといいます。どういったものなのでしょうか。

衝突事故から歩行者を守る「車止め」の効果とは

 アクセルとブレーキの踏み間違いなどにより、クルマが歩道や道路わきの建物に突っ込んでしまう事故がたびたび報じられています。

 こうした事故から歩行者を守る対策として、ボラード(車止め)が設置されていることがありますが、実際どのようなものなのでしょうか。

サンポール「インパクトボラード」の施工例(画像:サンポール)
サンポール「インパクトボラード」の施工例(画像:サンポール)

 ボラードは、駐車場や車道と歩道の間に設置されていることが多いですが、それらの境界を示すとともに、クルマから歩行者を守る役割も担っています。本来、ボラードは港の岸壁にある船を繋留するための杭ですが、道路にも設置されているものは一般的に車止めとも呼ばれています。

 交差点安全対策用車止め「インパクトボラード」を開発した株式会社サンポールの担当者は、製作経緯について以下のように話します。

「車止めは元々視覚的に進入を抑止する目的で、物理的にクルマを止めるものではありませんでした。そのため、公的な強度の目安もありませんでした。

 ところが、近年アクセルとブレーキの踏み間違いによる衝突事故などが人々の注目を集めるようになり、物理的にクルマを止められるような頑丈な製品のニーズが高まってきました。

 このような社会情勢を受け、弊社では2018年頃から社内基準を設けて実車衝突を含めた強度試験を重ね、そして2020年9月に車止めの支柱の中に独自のユニット『インパクトスリーブ』を組み込むことで40km/hの衝突衝撃を受け止めるインパクトボラードの開発に成功しました」

【画像】見事、暴走阻止!! クルマがインパクトボラードに衝突する瞬間を目撃する!(9枚)

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