新型「GT-R」の存在感がスゴい!2915万円の「NISMOスペシャルエディション」がカッコ良すぎる! 集大成モデルは何が違う?
日産「GT-R」のなかでも最上級の「GT-R NISMO スペシャルエディション」は2915万円という、かつてない高額な価格が設定されていますが、どのような特徴があるのでしょうか。
「GT-R NISMO スペシャルエディション」のオーラがヤバい!
日産「GT-R」は、「究極のドライビングプレジャーを追求する」という商品コンセプトのもと、常に深化を続けてきた日産のプレミアムスーパースポーツカーです。
現行モデルは2007年にデビューした「R35型」で、16年にわたって数々の改良をおこない、熟成を重ねてきました。
そして2023年4月に2024年モデルへとアップデート。この2024年モデルは「集大成」とされており、最後の純ガソリンモデルになるのではないかともいわれています。
そんなGT-R 2024年モデルのなかでも最高峰となるのが「GT-R NISMO スペシャルエディション」です。2915万円という国産車最高額のモデルですが、一体どのような特徴があるのでしょうか。
GT-R NISMOは、日産ワークスの「NISMO」が培ってきた、最先端のレーシングテクノロジーを投入したモデルです。
2024年モデルのGT-Rは、通常モデルも水平基調を軸としたデザインに変更され、これによりスタンスの良さを表現。さらに、新しいシグネチャーDTRL(デイタイムランニングライト)を採用し、どこか「スカイラインGT-R(BNR34)」にも似た“顔”を実現しています。
フロントグリルの開口は従来モデルよりも小型化したものの、取り込む風の量は変わっておらず、冷却性能をキープしながらフロントに流れる風の抵抗をより下げることが可能になったほか、ヘッドランプの下のキャラクターラインとDTRL上下のエアーガイドが風を整流させることにより、空気抵抗を低減させました。
リアのデザインはバンパーサイドやトランクリッドの上面にもエッジを装着。これらも空気抵抗を下げる役割を果たします。
そのうえで、GT-R NISMOは、エアロパーツなどにNISMOを象徴するレッドのアクセントが施されており、見るからにタダモノではないオーラを感じさせます。
また、リアウイングもGT-R NISMOの特徴のひとつ。スワンネックタイプのリアウイングを装着することで、ダウンフォースをさらに高めて操縦安定性が向上したほか、旋回性能を高めるフロントメカニカルLSDを標準装備します。
内装は、レカロ社が開発した新しいシートを採用。重さは従来モデルと同等ですが、シートの横剛性を50%向上。剛性を上げることで、コーナリング中などにドライバーが姿勢を保つ無駄な力が不要になり、ハンドル操作に集中力が増してスムーズで適切なステアリング操作ができるようになるといいます。
GT-R NISMOのエンジンは、3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジン(VR38DETT)を搭載するのは通常モデルと同じですが、NISMOのチューニングによって最高出力600馬力、最大出力652Nmにパワーアップ。これにデュアルクラッチトランスミッション(DCT)を組み合わせます。
さらに、レスポンスに優れたターボチャージャーや、制動力とコントロール性を発揮するカーボンセラミックブレーキ、軽量化に貢献するカーボン製ルーフ、カーボン製エンジンフード、カーボン製フロントフェンダーを採用するなど、「走る」「止まる」「曲がる」といった能力を追求しました。
最高峰のGT-R NISMO スペシャルエディションは、ピストンリングやコンロッド、クランクシャフトなど高精度重量バランスエンジン部品を採用。
さらに、クリヤー塗装を施した専用カーボン製エンジンフード(NACAダクト付)や、リム部にレッドの加飾を入れた専用レイズ製アルミ鍛造ホイール、専用カラーのアルミ製ネームプレートなどを採用し、最高峰にふさわしい特別な装備を盛り込みました。
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年々厳しくなる車外騒音規制により、日本国内でGT-Rの継続は難しいとされていましたが、新構造のマフラーが開発され、2024年モデルの登場が実現しました。
新たな構造のマフラーによって動力性能を一切犠牲にすることなく、厳しくなった法規制に対応しながら迫力のあるサウンドを発することが可能になっています。
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