スバルの斬新「スポーツ軽トラ」が存在してた!? 遊びに使える「サンバー スポーツトラック」が超カッコいい!
2023年は4年ぶりに「東京モーターショー」(次回よりジャパンモビリティショーに改名)が開催されます。そこで、過去のモーターショーで話題を集めたモデルのなかから、今回はスバル「サンバー スポーツトラック」を紹介します。
こんな「軽トラ」見たことない!?
クルマ好きが楽しみにしているイベントである「東京モーターショー」は、新型コロナウイルスの影響により、2019年を最後に開催を見合わせていましたが、名称を「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)」に改めて、2023年10月に4年ぶりに開催されることになりました。
これまでの東京モーターショーで登場したコンセプトカーを振り返り、2002年に開催された「第36回東京モーターショー ―商用車―」にスバル(当時の富士重工業)が出展した「サンバー スポーツトラック」を紹介します。
スバル「サンバー」は、初代モデルがいまから60年以上前の1961年にデビューした、歴史ある軽商用車です。
現行モデルは2022年にフルモデルチェンジした8代目モデルですが、スバルは自社での軽自動車の開発および製造を2012年に終了しており、同年に登場した7代目以降はダイハツ「ハイゼット」のOEM供給を受けています。
2000年から2004年にかけての東京モーターショーは、乗用車ショーと商用車ショーが隔年で実施されており、2002年は2回目の商用車ショーとして開催。
そこで参考出品されたのが、最後のスバル製サンバーとなった、6代目モデルをベースにピックアップ化した「サンバー スポーツトラック」(コンセプトカー)です。
サンバー スポーツトラックでは、「トラックを乗用車として乗る」という新たなスタイルをスバルは提案。
フルキャブボディやRRレイアウトを採用したサンバートラックが持つ、走りや乗り心地、ユーティリティ、環境性能、安全性能などの良さはそのままに、それまでのトラックになかった乗用車感覚を取り入れて、仕事から遊びまでさまざまな用途で使える「レジャー向け軽トラック」に仕立てられました。
トラックの機能性はそのままに、エクステリアはスタイリッシュで斬新なフォルムを実現。イエローとグレーに塗り分けられた2トーンカラーがスポーティさとギア感を強調しています。
荷台はカバーで覆うことができる仕様としながら、カバーを外せば背の高いバギーなども搭載可能。また、荷台のアオリを取り外してメッシュタイプにすることもできました。
インテリアは明るく楽しいデザインを採用。運転席はバケットシートとしたほか、オーディオなどの装備も充実させて、快適に移動を楽しむことができるといいます。
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東京モーターショー2002は商用車をメインとしていたことから、スバルはサンバーをベースとしたさまざまなコンセプトカーのほか、「レガシィ ランカスター」をピックアップトラックにした「バハ」(北米仕様)を出品しています。
サンバー スポーツトラックと同じく、イエローの鮮やかなボディが異彩を放っていたバハですが、開放感ある荷台は、自転車などのアウトドアギアなどを載せることが可能です。
バハは、SUT(スポーツユーティリティビークル)の人気が高い北米で2003年に発売され、現地では2006年まで生産。1世代限りで姿を消したものの、今でも復活を希望する声が絶えない名車となっています。
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