家で「免許更新」出来る? 「オンライン講習」可能に! 「免許証の即発行出来た」の声も… 必要な条件とは

オンライン化に対する反響は? どんな声があった?

 そのような中、2023年3月に日本電気株式会社(NEC)は、オンライン講習の受講状況の分析や受講者からの反響などをまとめた「更新時講習(優良運転者講習)のオンライン化に係る調査研究報告書」を公表しました。

 同報告書によると、「オンライン講習は対面での講習と比較して便利でしたか」との設問に対し、受講者の96.8%が「便利だった」「やや便利だった」と回答したことが明らかになっています。

 さらに、オンライン講習の良かった点について「自分の好きな時間で受講することができた」や「オンラインのため、密を回避することができ、安心・安全を実感することができた」、「他の人がいなかったので、1人で集中して受講することができた」などが挙げられました。

 また「今後も、オンライン講習を受講できるとしたら、利用しますか」との問いには99.5%もの人が「利用する」と回答しており、意外にも受講者の満足度が高い結果が出ています。

あくまでオンライン化するのは講習の部分だけ…それでも利用者にはメリットがある?
あくまでオンライン化するのは講習の部分だけ…それでも利用者にはメリットがある?

 SNS上においても、実際にオンライン講習を受けた人から「免許証を即発行してもらえたので楽だった」「交付まで30分かからずめっちゃ早かった」「正式運用してほしい」といった好意的な声が多く上がっており、免許センターや警察署などでの待機時間が短縮されるという点で大きなメリットがあるといえるでしょう。
 その一方、「回線の不調で同じ動画を3回も見るはめになった」「マイナンバーカードの読み取りが上手くいかなかった」などオンライン特有の不具合も発生しており、このような部分は改善が求められます。

※ ※ ※

 現在は4道府県のみで実施されているこのオンライン講習ですが、警察庁は試行結果を検証のうえ、2024年度末以降に全国展開していく方針です。受講者の満足度が高いオンライン講習がいつ、どのように導入されるのか、今後の動向が注目されます。

【画像】ぜんぜん違う!「水色」と「ピンク」の免許証を比較する(11枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 元警察官はる

2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー