クルマの「マフラー」同じ車種でもなぜ本数が異なる? 1本出しと2本出しの違いは一体何?
社外品のマフラー事情は?
マフラーを社外品に交換してカスタマイズを楽しむ人も多く、アフターパーツが数多く出回っています。
そんな社外品のマフラーにおいても、本数の違いは様々なニーズや背景が関係しているようです。
ここでは具体的な車種をあげて紹介します。
「FUJITSUBO」のロゴでおなじみの藤壺技研工業はさまざまな車種に対応するマフラーをラインナップしていますが、そのなかで、トヨタ「ハイエース」に装着可能な1本出しマフラーを用意しています。
ハイエースはドレスアップのニーズも高く、見た目を重視するなら2本出しのほうが良さそうですが、なぜ1本出しなのでしょうか。
「ハイエースの場合、シャシの下部構造上、1本出しがコストパフォーマンス面と車体の軽量化ができます。
2本出しにすると反対側のシャシに加工をする必要もあり、最悪の場合、保安基準の最低地上高にもひっかかる可能性があり、ハイエースは走ることを目的としたクルマではないので、1本出しとしました」(藤壺技研工業)
カスタムすることで「音が良くなる」「カッコよくなる」だけでなく、クルマのニーズも考えて設計開発されていることがわかります。
次に、「柿本改」というロゴで知られるカキモトレーシングにも話を聞いてみました。
トヨタ「カローラスポーツ(E210系)」のマフラーとして1本出しと4本出しをラインナップするのですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「1本出しは低音のスポーツサウンドで、昔ながらのスポーツカーが好きな人は『タイコマフラー』と呼ばれる1本出しを選ばれます。
現在の主流は4本出しでジェントルなサウンドになります。ファッション性といった意味でもニーズが非常に高い商品となっています」(カキモトレーシング)
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消音や排気ガスの浄化がマフラーの基本的な役割ですが、リアの見た目の印象を変えたり、好みのエンジンサウンドを演出したり、ドレスアップのためのパーツという側面も持っています。
一方で、十分な騒音防止装置が備わっていないマフラーは保安基準に適合せず、車検に通らない可能性があります。
社外品のマフラー交換にする際は「JASMA」マークがあるかを確認するなど、基準をクリアしたものかどうか事前に確認してから装着するようにしましょう。
プリウスでマフラー四本出しとか、規格に合わないマフラー付けてSUVなのに最低地上高下げてる車とかマジでクソダサい。後ろから見てて笑ってしまうね。
記事の大筋は合ってるけど…
マフラー出口の本数は『デザインが全て』ですね。
1本でも性能は出せるし2本でも3本でも性能は出せます。
強いて言うなら『デザインにいくら払えるのか?』でしょう。
まあエンジン横置きFFで左右2本出しは好きにはなれませんね。