クルマに付いている「謎のグリップ」どんな機能? 無くても平気なの? 実は危ない使い方も

運転席でアシストグリップが必要なクルマは一部車種だけ

 運転席にアシストグリップがされていない車種として、トヨタ「ルーミー」やホンダ「N-BOX」には装着されていません。

 ほかにもスバル「BRZ」や日産「GT-R」には装着はもちろん、純正部品すらありません。

 運転席にアシストグリップ(グラブレール)が装着されていない車種について、ホンダ広報部担当者は次のように話します。

「ドライバー席はハンドルで体を支えられるためグラブレールを設定していない車種もあります。

 その他の席でもシートなど、グラブレール以外で走行中の体を安定させる事が出来るものは、グラブレールを設定していない車種もあります」

 逆にトヨタ「ハイエース」などの商用バン、トラックなどの大型車はアシストグリップがないと乗降時に運転席への移動が困難になることもあって、装着されていることがほとんどです。

純正アクセサリーとして「つり革」が設定されることもある(画像はホンダ「N-BOX」用のホンダアクセス純正アクセサリー)
純正アクセサリーとして「つり革」が設定されることもある(画像はホンダ「N-BOX」用のホンダアクセス純正アクセサリー)

 一方、アシストグリップが装着されていないクルマは、スポーツモデルが多いようですが何か理由があるのでしょうか。

 アシストグリップが搭載されない車種について、トヨタ広報部担当者は以下のように話します。

「車種ごとの設定有無については、ボディタイプやクルマの形状にもよって決定しております。
 
 例えば天井高が低いモデルでは、アシストグリップがあると乗降時の邪魔になってしまいます。

 スポーツ走行が想定されるスポーツモデルでは急制動・急旋回時などに頭部に接触する可能性があるなどそれぞれの理由で設定有無を検討しております」

 装着されない理由は、安全面での配慮とそもそも利用する機会がないというのが大きな理由のようです。

 それでも、アシストグリップに必要性を感じたら、後付けすることはできるのでしょうか。

 アシストグリップが取り付け可能かどうかは、ピラーやルーフにあるネジ穴で可否が決まります。

 ネジ穴が化粧蓋で覆われているようなら、ネジ止めで取り付け可能ですがネジ穴すらないと取り付けは困難です。

※ ※ ※
 
 アシストグリップはあると便利ですが、間違った使い方をすると事故やけがのもとになるため、正しい使い方を覚えておきましょう。

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1件のコメント

  1. 車のグリップの記事に写真が付いていますが関係のない「トヨタアルファード」んものなので変えて下さい。

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