横浜ゴム「RY01C」が新型「eCanter」のOEタイヤに採用 トラック・バス用タイヤのEVへの新車装着は自社初
横浜ゴムは、小型EVトラック新型「eCanter」の新車装着用タイヤとして「RY01C」の納入を開始したと発表しました。
横浜ゴム初、トラック・バス用タイヤのEVへの新車装着
横浜ゴムは、三菱ふそうトラック・バスが国内で発売した小型EVトラックである新型「eCanter」の新車装着(OE)用タイヤとして、「RY01C」の納入を開始したと2023年6月16日に発表しました。トラック・バス用タイヤのEVへの新車装着は、自社で初めてといいます。
「eCanter」は、2017年に販売を開始し、2023年3月に発売以来初のフルモデルチェンジをおこなった、国内初の量産型小型EVトラックです。なお、今回新車装着された「RY01C」のタイヤサイズは、205/70R17.5 115/113N LTといいます。
「RY01C」は、耐摩耗性能を重視した小型トラック用スタンダードリブタイヤです。EVに必要な転がり抵抗の低減と、小型トラック用タイヤに求められる耐摩耗性能、優れたウェット制動性能を同時に実現し、新型「eCanter」が追求する環境性能、安全性能、操縦性能に対応したとのことです。
横浜ゴムによると、EVに装着されるタイヤには、航続距離を拡大するための転がり抵抗性能、バッテリー搭載による高荷重かつ低回転からの高トルク出力に対応するための耐久性、エンジン音のないEVに合わせた静粛性など、通常のタイヤに比べて高いレベルの環境性能、安全性能、快適性能が必要。同社の製品は、こうしたEV特有の要求性能に対応し、乗用車用タイヤでは既にプレミアムから軽自動車まで数多くのEVに新車装着用タイヤとして採用されており、各自動車メーカーの環境経営に貢献しているとしています。
横浜ゴムは今後も、高い技術が求められるEVへの新車装着用タイヤ納入を強化するとともに、そのフィードバックを市販用タイヤの開発に生かし、時代の変化に対応した商品ラインナップの拡充および各商品の性能向上を図っていくとのことです。
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