売れるのは「上級グレード」 レクサスの「ミドルSUV」はなぜ人気? 「NX」の現状は?
レクサス初のPHEVを設定したことで話題となった「NX」ですが、2023年3月の一部改良で受注が再開されました。では現在の販売動向はどうなっているのでしょうか。
全国では「350h」が特に人気。東京では「450h+」が人気?
レクサスの主力「NX」ですが、2023年6月現在の販売動向はどうなっているのでしょうか。
NXはラグジュアリークロスオーバーSUVとして初代モデルが2014年7月に誕生。
都会を俊敏に駆け抜ける走行性能とSUVの力強さが特長となるモデルになっています。
2021年10月にはフルモデルチェンジされ、2代目モデルが登場しました。
このモデルチェンジでは躍動感と先進技術を融合した「Vital×Tech Gear」をテーマに掲げており、利便性と走行性能ともに大幅に進化。また、レクサス初となるプラグインハイブリッドも登場したことも話題となります。
しかし登場後、2022年7月から半導体不足の影響などで受注を停止していましたが、2023年3月の一部改良発表から受注を再開しています。
この一部改良により、内外装の高級感が増したほか、ボディ剛性をさらに強化し走行の味わいや静粛性が向上しています。
NXの受注が再開して約3か月が経過しましたが、現在の販売動向はどうなっているのでしょうか。東京都内のレクサス販売店担当者は次のように話します。
「2023年3月の受注再開より、NXは安定してオーダーをいただいております。特に、ハイブリッドモデルである『NX350h』が人気です。
また、プラグインハイブリッドのモデルとなる『NX450h』も数多くのオーダーがあります。
これは、東京都での補助金が充実しているというのもあり、それを使えばNX350hとほとんど同じ金額で購入することができるため、当店ではNX450hの売れ行きが良いという側面があります」
また、関西圏の販売店担当者は「NX350hが人気モデルで、プラグインハイブリッドのモデルはあまり受注が入っていません」と話します。
東京都では国と都の両方から補助金があるため、プラグインハイブリッドのモデルも人気があるようですが、全体的にみるとNX350hが人気のグレードとなっているようです。
また、NXを買う人の傾向について、前出の都内販売店担当者は次のように話します。
「NXは、輸入車であるメルセデスベンツ『GLC』やBMW『X3』などと比較する人が多いですが、これらの車種より約100万円から200万円程度安くなるため、価格の面でNXを買うという人もいます。
また、トヨタ『ハリアー』やマツダ『CX-60』などと比較する人もいますが、これらの車種よりはNXのほうが価格が約100万円程度高くなります。
しかし、NXの方がリセールバリューが良く、それを考慮してNXを選ぶというケースもあります」
※ ※ ※
2023年6月現在、日本でのSUVラインナップは「UX」「NX」「RX」「RZ」「LX」となっていますが、同年6月5日に世界初公開された最小SUV「LBX」が今秋以降に加わることになっています。
これにより、今後レクサスのSNSラインナップがどう変化するのか、この部分にも注目です。
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