トヨタが新型「C-HR」世界初公開へ 7年ぶり全面刷新で2代目登場! 初の「赤いTOYOTAエンブレム」採用? 6月26日に発表
欧州トヨタは2023年6月26日(現地時間)に新型コンパクトSUV「C-HR」を世界初公開すると明らかにしました。どのようなデザインになるのでしょうか。
「TOYOTA」エンブレム採用でTエンブレムは?
欧州トヨタは2023年6月26日(現地時間)に新型「C-HR」を世界初公開すると発表し、テールの一部を写したティザー画像を公開しました。
2022年12月にはC-HR次期モデルとされるコンセプトカーが披露されていましたが、コンセプトカーと実車とでは共通点と異なる点があるようです。
C-HRは2016年12月に初代モデル(現行)発売されたコンパクトクロスオーバーSUVです。
発売から2年前の2014年に開催のパリモーターショーで初公開された「C-HR コンセプト」がデザインのベースとなっており、一部は変更となったものの、クーペ型のスタイリングや抑揚の効いたサイドラインなどをはじめ、基本的なデザイン要素はそのままで登場しました。
「センシュアルスピードクロス」をデザインテーマとし、ダイヤモンドをモチーフに強く絞り込んだボディやSUVのたくましい足回りとスピード感あふれるデザインとしています。
さらに、インテリアもソフトパットや金属調オーナメントを用いることで、大人っぽい上質な雰囲気を表現しました。
TNGAプラットフォームを採用したことによる優れた操縦安定性や、2019年のマイナーチェンジではMT車を設定したほか、TOYOTA GAZOO Racingが手掛ける「GR SPORT」モデルを設定するなど、走行性能の高さも特徴です。
そして、2022年12月にトヨタ欧州法人は2代目C-HRとされるコンセプトカー「C-HR prologue」を世界初公開。
このコンセプトカーでは、ダイヤモンドをイメージしたボディ形状や大径ホイールとショートオーバーハング、Cピラー埋め込みのドアハンドルや角度の浅いリアウィンドウなど、現行型の特徴的なデザイン要素が引き継がれています。
その一方で、新型「プリウス」や「クラウン」シリーズにも採用されている新世代のトヨタ「ハンマーヘッド」モチーフのフロントや真一文字のテールランプを採用したリアが明らかになりました。
そして今回、次期型C-HRの実車と思われるテールの画像を初公開。
シルエットのみが写し出されているため詳細なデザインは不明ですが、リアから見てもフェンダーが大きく張り出した筋肉質なデザインとなっていることがうかがえ、これまで公開されてきたコンセプトカーや現行C-HRとも共通するスタイリングを持つことがわかります。
一方で、C-HR prologueではみられない意匠も採用されているようです。
画像ではテールランプが点灯状態となっており、ベースは真一文字でありながらも中央には「TOYOTA C-HR」のレタリングが赤く点灯しています。
現行トヨタ車のなかで、アルファベットの「TOYOTA」を表示しているクルマは「ハイラックス」や「タコマ」「タンドラ」などごく一部に限られ、そのほかはほとんどの車種でトヨタの「T」を模したエンブレムが採用されています。
なお、C-HR prologueでは真一文字テールの下にTエンブレムが装着されており、実車がTOYOTAとTエンブレムともに装備されるか、Tエンブレムのみ廃止されるのかは現在のところ不明です。
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この新型C-HRに関して、国内では導入されないという憶測が広がっていますが、これについてトヨタ公式からの発表はありません。
一方、現行C-HRは7月下旬の生産終了を予定していると発表されており、次期型ではデザインや詳細スペックだけでなく、今後の導入有無についての続報も期待されています。
赤エンブレムはホンダのRのHでしょう。また真似る?