もはや懐かしい! イマ付いていたら激レア!? 「そういえばあった!」なクルマの「絶滅危惧アイテム」3選
クルマの技術や機能は常に進化しており、新しいものが生まれる一方で、無くなっていくものもあります。かつてよく見かけたのに、今では廃れてしまった装備やアイテムにはどのようなものがあるのでしょうか。
超懐かしい! 昔のクルマにあったグッズ
クルマは時代のニーズに合わせて進化しており、常に新たな技術や機能が開発されています。
逆に、かつてよく見かけた装備でも、時代の変化とともに消えていくものもあるのです。
そんな、「そういえばあった!」という懐かしいクルマの装備・アイテムを3つ紹介します。
●CDチェンジャー
かつてのカーオーディオの主流といえば「CDチェンジャー」ではないでしょうか。
主にトランクルームに設置された箱型のCDチェンジャーに、お気に入りのCDを数枚入れておき、センターコンソールにあるヘッドユニットで聞きたいディスクを選択すると、「カシャン、ウィーン、カシャン」といいながらCDが自動で入れ替わる仕組みです。
1枚しか入らないデッキ本体に追加することで長時間音楽を流すことができ、それまでの主流だったカセットデッキよりも便利に使えたことから、当時は多くのクルマにCDチェンジャーが積まれていたものです。
なかには10枚のCDを収納できる「10連奏CDチェンジャー」なども登場し、各オーディオメーカーは音質向上とともに収納枚数の多さでもしのぎを削っていました。
そんなCDチェンジャーですが、徐々にMDへと移り変わり、現在ではスマートフォンとマルチメディアシステムを接続し、アプリを介して音楽を聴く時代になりました。そのため、CDデッキすら搭載していないクルマも増えています。
●シガーライター
「受動喫煙防止条例」が成立したこともあり、日本の喫煙人口は年々減少傾向です。
また、近年は電子タバコが普及してきているなど、タバコに火をつける行為も減っており、
火をつけるためにクルマに装着されていた「電熱式シガーライター」を見かける機会はなくなっているようです。
電熱式シガーライターを使用するときは、シガーライターを奥に押し込み、しばらくすると元の位置に戻るので、それを引き抜いて真っ赤に熱せられた電熱線でタバコに火を点けます。
現在は、シガー部分を充電口として携帯電話の充電やドライブレコーダーなどの電源として使うことが一般的。シガーソケットは残っても、タバコの絵が描かれたフタは付いていないことが多いです。
シガーライターとセットで装備されていた灰皿も標準装備では見かけなくなったもののひとつ。オプションや社外品として、カップホルダーに備えるボトルタイプの灰皿が普及しています。
●レースのシートカバー
ひと昔前の高級車やタクシーでは当たり前のように装着されていたのが、「レース生地のシートカバー」です。
汚れ防止やオシャレを目的としたドレスアップのパーツとして人気があり、一般的に流通しているのは「ハーフシートカバー」と呼ばれ、ヘッドレストから背もたれの半分までをカバーするものでした。
現在はオプション設定する車種も減ってしまい、お目にかかる機会が減少しています。
しかし、トヨタの正統派モデル「クラウン」では、2022年にフルモデルチェンジして発売された新型「クラウンクロスオーバー」にもレースのシートカバーがオプションとして残っています。
最新のクラウンにもレースのシートカバーを装着することで、ノスタルジーな雰囲気に車内を演出させることが可能です。
ちなみに、クラウンクロスオーバーのハーフシートカバーは専用設計となっており、価格は1台分が5万2000円ほど。
SRSサイドエアバッグにも対応とのことで、時代とともに廃れていった装備とは違い、シートカバーは時代に合わせて今も進化しているようです。
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