ワイパーの「ぎぎぎ音」なぜ鳴る!? 劣化しすぎで「車検通らない」場合も 取り換える「目安」とは

ワイパーゴムの劣化を見た目から確認する方法

 ゴムは、紫外線によって劣化が進行してしまいます。特に青空駐車による保管の場合は、劣化しやすい環境なだけに注意が必要です。

 ワイパーゴムのひび割れは目視で確認できます。放置し過ぎるとゴムが裂けて、ゴムを支えるブレードからゴムが外れる場合もあります。

 ひび割れを確認した時点で、交換時期と判断しておくと良いでしょう。

ワイパーの部品交換は修理工場などで可能ですが、自身で挑戦してみるのも良いでしょう[画像はイメージです]
ワイパーの部品交換は修理工場などで可能ですが、自身で挑戦してみるのも良いでしょう[画像はイメージです]

 稼働していなくても、ワイパーはフロントガラスに押し付けられた状態になっています。

 押し付けられたワイパーゴムは、時間経過とともに弾力性が低下。変形していくことで、拭き残しや拭きムラが出来る一因となります。

 ワイパーのゴム部分を手に取って確認し、拭き取り箇所が曲がっているようであれば、交換時期となります。

 またゴムが避けてしまい、ペロンと垂れてしまっている場合には即交換しましょう。

 拭きムラが出来て雨天時の視界が確保できないばかりか、車検を通る状態ではありません。

 ワイパーゴムの交換は、クルマの販売店や修理工場、カー用品店などで交換できますが、自身で行うことも可能です。

 ただし車種によってワイパーゴムの種類も異なるため、部品を買う際は適合確認をしっかり行ってください。

 また交換方法には、ワイパー本体ごと交換する場合と、ワイパーゴムのみ交換する場合の2つがあります。

 ワイパー本体の交換は、古いワイパーアームやブレードに錆びが出たりして劣化した場合や、デザイン性を求めたワイパーに変えたい時に選択する方法となります。

 交換費用は、ワイパーゴムのみの交換が安く済みます。

 なおワイパーゴム交換の際に、フロントガラスに傷を付けてしまうリスクがある点は注意しないといけません。

 ワイパーゴムが付いている状態では大きな問題が生じませんが、ゴムを取り外した際にワイパーフレームをうっかり倒してしまうことで、金属でできた硬いフレーム部分がガラスに押し付けられ、傷やひび割れを起こしてしまう可能性があるのです。

※ ※ ※

 ワイパーに異常があると、悪天候時に視界が急激に悪化し、事故を起こすリスクも高まります。

 梅雨時のみならず、夏から秋にかけても台風などで雨が多くなる季節が続きます。

 面倒がらずにワイパーの状態を確認しておくと良いでしょう。

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