なぜ「ハザードスイッチの位置」みんな違う!? 「バラバラ設置」も近年は「統一」傾向? 流れを生んだ「最新装備」とは
近年の新装備によりハザードスイッチの位置が「統一」されつつある!?
一方で、内装設計者はこうも話します。
「室内をなるべく美しくレイアウトする、という観点でいえば、ハザードスイッチが極端に悪目立ちして車内の雰囲気が阻害されないよう、配慮する必要もあると考えます」
とっさに操作ができる場所へ配置するのが大前提としながらも、インテリアデザインを阻害しないよう配慮しながら位置決めを行っているため、結果としてハザードスイッチの配置場所がモデルチェンジごとに変わってしまう、ということになるようです。
もちろん「位置がバラバラでわかりづらい」というユーザーからの指摘は、内装設計者も把握しているといい、以前ほど配置がバラバラにならないように考慮していると話します。
また、万が一ドライバーが意識を失うようなことがあった場合も考えて、助手席側からも操作ができるよう、車両の中心ちかくにレイアウトするのを理想としているともいいます。
さらに近年は、インフォテインメント用としてかなり大型な液晶ディスプレイが室内のど真ん中、まさに“一丁目一番地”へ配置され、貴重なスペースを独占しています。
実はこれが、思わぬ副産物を生み出していました。
ディスプレイの真下に四角く空いた横長の空間を活用し、エアコン吹き出し口などとともにハザードスイッチをレイアウトするパターンが増えてきたのです。
結果として、ハザードスイッチの配置が統一される大きな流れができつつあります。
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ただし、上記の話にも例外があります。
タクシー専用車両の「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」は、ステアリングホイールの上の左側にハザードスイッチがレイアウトされています。
一見すると不思議な場所ですが、路上で停車する機会も多いタクシー車両という特殊性から、運転手がハンドルを握ったままで、素早く操作しやすいように考えたレイアウトになったようです。
CX-30はボタンレイアウトでは真ん中だけどデザイン性を重視したのかメッキモールの下にあり非常に押しづらい。メッキモールの上側は空調関連のボタン郡。
直感的に押さなきゃとなっても視線を落として確認して押さないといけない。三年経った今でも慣れない。
買って後悔はしてないし満足してるけど、買い替える際はハザードを押す時の手の流れとかもポイントの1つにした方がいいです。ハザード焚くのに視線落として事故ったとかなったら笑い事じゃないので。