全長3.5mの「7人乗りミニバン」!? 4名で「車中泊」も可能!? 超コンパクトなスバル「ドミンゴ」に反響集まる

2023年5月現在、スバルが国内で展開するクルマの中には、3列シート車はありません。しかし、過去には全長3.5mほどのコンパクトなボディに3列シートを設定した「ドミンゴ」というモデルがありました。現代にはないパッケージングのこのクルマに様々な反響が集まっています。

全長3.5mボディに7人乗れた!? もはや懐かしい「ドミンゴ」に反響集まる

 2023年5月現在、スバルには国内で販売する車種に3列シート車はありませんが、過去には自社生産の3列シートモデルをいくつか販売していたこともあります。
 
 そんなスバルの3列シート車のなかでも、最もコンパクトなボディを持つのが1983年に登場した「ドミンゴ」です。このドミンゴについて、SNSなどで様々な反響が集まっています。

これが全長3.5mボディの車内!? スバルの超小型ミニバン「ドミンゴ」(写真は2列目席をたたみ1列目を回転した状態)[画像提供:SUBARU]
これが全長3.5mボディの車内!? スバルの超小型ミニバン「ドミンゴ」(写真は2列目席をたたみ1列目を回転した状態)[画像提供:SUBARU]

 ドミンゴは、「サンバー」(4代目「サンバートライ」)をベースとした3列シートミニバンとして1983年に登場。ボディサイズは全長3425mm×全幅1430mm×全高1900mm(4WD)と、現代の3列シート車と比較すると全高以外は極端にコンパクトです。

 大型のバンパーやサイドモールの追加などで、ボディサイズこそ軽自動車枠よりも大きなものとなっていますが、ボディシェル自体はサンバーと共通のため室内空間は軽自動車サイズのまま。しかし、スバルの巧みなシートレイアウトによって、7人が乗車することができる小型ワンボックスワゴンとなっていました。

 1994年には、5代目サンバーディアスとした2代目が登場。ボディサイズは全長3525mm×全幅1415mm×全高1995mm(4WD)で、初代とほぼ変わらないコンパクトさを維持しています。

 さらに、初代モデルには設定されなかったAT車(ECVT)やパワーステアリングを設定し、全車1.2リッターエンジンになるなど、着実な進化を遂げていたほか、高まりつつあったRVブームへの対応として、ポップアップルーフを備えた車中泊仕様「アラジン」をメーカー純正キャンパーとして用意しており、現代でも通用しそうな設定となっていました。

 しかし、1998年末には生産を終了。その後スバルの3列シート車は、2001年8月に登場した「トラヴィック」(ただしこちらはオペル「ザフィーラ」のOEM車)や、2008年に登場した「エクシーガ」(2015年にはSUVテイストを加えた「エクシーガ クロスオーバー7」に改名)が終売してからは、国内のスバルのラインナップに3列シート車は存在していない状態が続いています。(国外では大型クロスオーバーSUVの「アセント」が存在)

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 そんな希少な“スバルの3列シート車”のなかでも、現代では他社も含めてラインナップから絶滅してしまった「3列シート+コンパクトボディ」というパッケージングのドミンゴに、SNSなどでは様々な反響が寄せられています。

 最も多くみられるのは、「懐かしい」「親父のクルマがこれだった」「7人乗ってドライブ行ったなぁ」など、その存在を懐かしむ声とともにかつての思い出を振り返るユーザーが多いようです。

 さらに、「復活して欲しい」「現代版があったら」「今あったらアウトドアに最適」など、近年流行しているアウトドアブームに乗じてドミンゴ後継車の登場を望む声も多く寄せられました。

 一方で「復活してもOEMはいやだ」といった熱烈なスバルファンからの意見もありました。

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 現代にはないパッケージングを実現していたドミンゴだけに、その思い出や復活を望む声が多く聞こえてきました。

 年々厳格化される安全基準の観点などから、なかなか当時のパッケージングを再現したモデルを登場させるのは難しそうですが、“スバルの3列シート車”には一定の需要がありそうです。

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