ホンダ「N-VAN」は、同社が展開する「N」シリーズ初の商用向けラインナップとして、2018年7月に発売された軽商用バンです。
　
　業務での使用に対応するため積載性や積載量を意識したパッケージとなっているほか、助手席からテールゲートまで床面をフラットにすることで長物の積載が可能。
　
　その使い勝手の良さが近年人気の高まる「車中泊」などのレジャーニーズにも合致したこともあり、発売から約5年が経過した2023年現在でも高い人気を集めています。

　このレジャーニーズの高まりにはホンダ車の純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスも着目しており、N-VANを車中泊に最適な仕様にカスタムすることが可能な様々なパーツを展開。

　たとえば、車中泊で車内の床や座席の上で直接眠ろうとするとレイアウトの変更や荷物の置き場に困ってしまうものですが、車内の空間を上下2段に分割できる「マルチボード」を使用すれば、上段を寝床に、下段をラゲッジスペースとして活用が可能。移動時から就寝時まで大きなレイアウト変更を必要とすることなく、手軽に車中泊を楽しめます。

　また、車中泊での熟睡を妨げる「外からの視線」や「眩しい外からの光」を遮断してくれる「プライバシーシェード」もしっかり用意。すべての窓をシェードで覆うことが可能で、車外からの明かりをシャットアウトするとともにプライバシーを確保することができます。このプライバシーシェードは、吸盤で簡単に取り外しが可能です。

　さらに、休憩時の虫の侵入を防ぐ「ウインドウメッシュ」や「テールゲートメッシュ」もラインナップされ、自然の中で外から吹き込む心地よい風を感じながらも、野外で気になる虫刺されの心配から開放してくれます。

　テールゲートのフチに取り付ける「テールゲートカーテン」は、外界からの視線を完全に遮断するため着替えなどのスペースとして活用できるほか、車両の後方をひとつの部屋として使うことも可能、限られた空間を最大限活用することができます。

　そのほか、助手席前のインパネに差し込むだけで軽食などの置き場が現れる「簡易テーブル」や、車体後部の外装にAC100Vのコンセントを増設できる「外部電源入力キット」など、メーカー純正ならではの細かな工夫や使い勝手に優れたアクセサリーが取り揃えられています。

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　このように、カスタム次第で快適な休憩や就寝場所になるだけでなく電化製品も安心して使用できるなど、車中泊を楽しむには最適なモデルであることから、N-VANの人気は今後も続くと言えるでしょう。