新型「オシャレミニバン」は車中泊向き!? 待望の「7人乗りロングボディ」追加のプジョー「リフター」室内がスゴい!

プジョー「リフター」に追加されたロングボディモデルは、室内空間に特徴があります。

3列のシートすべてに特徴あり

 プジョー「リフター」は両側スライドドアを持つハイトワゴンです。
 
 2023年1月にはホイールベースを伸ばした3列シート7人乗り仕様「リフター ロング」がデビューしましたが、拡大された室内空間には大きな特徴があります。

3列モデルは7人乗れるだけが魅力ではない
3列モデルは7人乗れるだけが魅力ではない

 リフターは2020年11月に日本導入された2列シート・5人乗りのスライドドア付きハイトワゴンで、ステランティスで展開されるシトロエンブランドの「ベルランゴ」とは兄弟車にあたります。

 リフターは、前後バンパーやフェンダーアーチなどエクステリアの随所には無塗装樹脂パネルを採用したほか、ルーフレールを装備するなど、ハイトワゴンとSUVをクロスオーバーしたデザインを持ちます。

 加えて、1878mmの全高によって広々とした室内空間を確保し、5人乗り状態でもラゲッジスペースの奥行きは1mを誇り、597リットル(2列目収納時は2126リットル)もの大容量の空間を持つことも特徴です。

 また、悪路走破性を高める「アドバンスドグリップコントロール」を採用し、ノーマルモードに加え、スノー、サンド、マッド、ESC OFFの5つのモードを切り替えることで路面にあわせたグリップ力とトラクションを確保することが可能。

 パワートレインは1.5リッタークリーンディーゼルターボエンジンに8速ATを組み合わせ、前輪駆動となっています。

 そんなリフターですが、新たに追加されたリフター ロングはホイールベースを190mm延長して車内空間を拡大しました。

 ボディサイズは全長4760mm×全幅1850mm×全高1900mm。通常モデルのリフターと比較して全長が355mm、全高が20mmと全幅以外が拡大されています。

 追加された3列目は130mmのロングスライド機構を持つことに加え、脱着も可能です。

 脱着操作は簡単で、外す際はシートバックを倒してレバーを引く動作をするのみ、取り付けもシートレールにかませるだけという単純なもの。プジョーの販売スタッフによればシート自体も重量が15キロほどなので、突然荷物を載せなくてはならない際などに有効だといいます。

 6:4分割でフラットに折り畳める2列目シートに加え、助手席が2列目の床面の高さへ格納できる機能もあり、これらと合わせることでラゲッジルームから助手席までフルフラットになった2700mmもの広大な空間が現れます。

 実際にすべてフルフラットにしてみると、シート間の空間を埋めることのできるマットさえ持っていれば、車中泊にも十分に対応できるスペースを持っていることがわかります。

 さらに、長尺物を積載する際は助手席側の縦3列をフラットにしつつも、運転席側シートを3列目まで使えば3人乗車も可能で、さまざまな用途に対応しています。

 なお、プジョーの販売スタッフによるとおすすめの使い方があると言い、「2列目をフルフラットにした状態であえて3列目に座ると、足元がかなり広い空間が現れ、リムジンのように乗ることができます」と説明します。

 加えて、リフター ロングは1列目から3列目までシートが段々と高くなるように設けられており、先出の販売スタッフは「もっとも見晴らしの良いシートは実は3列目なので、あえて3列目に乗ってほしいと思います」と話しています。

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