交通取締り用「覆面パトカー」どんな“車種”使われる? SUVやステーションワゴンまで!? 覆面の見分け方とは
覆面パトカーとして選ばれる選定基準とは
――前述の覆面パトカーとして採用される基準はどこにあるのでしょうか
「国費配備車の場合は、警察庁の要件があり、4ドアセダンでかつ排気量が大きいことが上げられます。クラウンの場合は、パトカー仕様グレードがあります。
一方、都道府県費配備車は入札時の金額と仕様、地域の実情にあった車種が選ばれます」
覆面パトカーを見分けるポイントは?
――覆面パトカーと一般で販売される車両の外見上の差を教えて下さい。
「交通取り締まり用の場合、屋根に赤色灯(反転式警光灯)が出てくるための穴が開いており、ふだんは蓋で閉じられています。
フロントのグリルやバンパーにはLEDの前面警光灯が埋め込んであり、赤色灯点灯に合わせて赤く点滅します。
わざとグレードエンブレムを付けていないクルマも存在します。またラジオ受信用アンテナに偽装した無線アンテナを付けていますが、近年は車内に付けていることが多く外観上ではわかりにくくなっています。
見分け方としては車種と色がわかりやすいでしょう。特に数の多いクラウンは銀、黒、白が多く、さらに日頃から点検を行い、整備も行われているので古い年式の割には見た目がきれいなクルマもあります。
あとはメリハリのある走り方で、特にスピードの出せる道路では流れに乗ってきれいな走りをしています」
――覆面パトカーと一般で販売される車両のスペックなど、ひと目ではわからない差があれば教えて下さい。
「市販車と大きな差はありませんが、赤色灯やサイレンなどを装備していることからバッテリーが上がらないように電装系などは強化されています。
クラウンのパトカー仕様モデルはコストダウンによりホイールなどは市販車よりも安いタイプで、座席は水に強く汚れても清掃しやすいビニール製を使用しています」
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“交通取り締まり”を行う覆面パトカーはやはりクラウンが多いものの、意外と多くの様々な車種が使われており、ひと目ではわからない仕様となっているようです。
このような覆面パトカーに取締りを受けないよう、高速道路などでは道路法規を守り、周囲の確認をしっかりと行うなど安全運転を心がけることが大切です。
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